【双语阅读】【恋空】第三十四回
在日本的这部叫做【恋空】的手机小说
这是一部感动1200万人的小说。
2006年10月7日,【恋空】正式出版,一个月内就卖出了一百万部,在当年度的文艺类书籍销量榜上位列第三。手机小说竟然挤入排行榜,与名作家的书分庭抗礼,这给日本出版界带来了重重一击。目前,【恋空】的销量已经打破140万,它成了社会的一大热点,被看作是改变小说界传统运作模式的传奇作品。
今天我们将继续阅读【恋空】。
第一页 日语原文
第二页 中文翻译作品
日曜日… 一人で部屋を片付ける。
何かをしていないと 気が狂いそう。
机の奥から出てきたのはヒロと初めて遊ん だ日に撮った写真。
「この時ヒロ彼女いたんだよね…まさか付 き合ってこんな好きになるなんて思わなか ったなぁ」
ひとり言を呟きながら写真をゴミ箱に捨て ようとしたが、 写真を裏返しにして引き出しにしまった。
まだ 捨てられない…。
テストも近く、 気を紛らわせるために勉強でもしようかと かばんから教科書を取り出す。
開いた時に見えた 教科書の横に書かれた小さな文字。
“美嘉頑張れよ!ヒロ“ あっ、
学校で一緒にテスト勉強した時にヒロが書 いた落書きだ。
落書きを指でなぞる。
「ヒロ…どうして電話かけ直してくれない の?もう戻れないの?こんなことぐらいで 終わっちゃうの?嫌だよ…」
気付いた時には 家を出て走っていた。
ヒロの家へ向かう。 部屋も教科書もこの道も… 全部全部ヒロに繋がっている。 ヒロで埋まっているの。
ヒロの笑顔失いたくない
このまま終わりだなんてそんなの嫌だよ… ヒロの家の前に着いた時外はもう真っ暗で
外灯だけが寂しく光っていた。
大きく深呼吸をして チャイムを押す。
ガチャ
だるそうな顔をしてドアを開けたのはヒロ だ。
一瞬驚いた表情を見せた
「いきなりごめんね…話したくて…」 息を切らす美嘉。
「…入れ」 そっけない返事で
部屋に通された。
何回も来ているはずなのになぜか懐かし い。
気付いたのは 壁に貼られていたはずの二人の写真がはが されていること。
正座をしながら 本当の気持ちを話し始める。
「美嘉ヒロと別れたくない。ヒロのこと嫌 いになったなんて嘘。一緒にいたい…ごめん なさい…」
ヒロは沈黙を続け、 しばらくして冷ややかな目線を美嘉に向け た。
「じゃあ今日一日俺の命令聞いてくれたら 付き合ってやってもいいけど」
え?? 意味わかんない。
ピンポーン
ノゾムとのキスはちゃんと誤解も解けたはず だし
ヒロも許してくれたよね??
それで仲直りしたのに突然音信不通になっ て…
心配になって家まで行ったらシンナー吸っ ておかしくなって 美嘉の目の前で違う女と愛し合って…
なんでそんなに 偉そうなの??
ヒロの言葉に納得がいかないと心では思っ ていながら、 それでも別れたくなかったんだ。
だから…
「…命令って??」 あぐらをかき、
指の骨を鳴らしながらまるで脅しているか のような態度のヒロ。
「俺のことどんくらい好きか証明して」
「どうやって…」
「そうだな~じゃあ仲いいダチに俺のこと 好きって電話かけろ」
命令に従い 仕方なく電話をかける。
(音乐)
『もしもし』 かけた相手はユカだ。
アヤはノゾムと別れたばかりだから気まずい。
『ユカ…美嘉ヒロの事大好きなんだぁ…』
『え!いきなりどうしたの!?』 案の定
ユカは理解出来ない様子。
『それだけなんだよね、ごめんね…』
『なんだそれ~ノロけ?まぁいいけどね』
『ごめんね、またね…』
「…これでいい??」 電話を切るとヒロは少し満足げな顔で微笑
み、 手招きをした。
素直に従い ヒロの方へと向かう。
ヒロは近くにあったタオルで美嘉の両手を 後ろに縛り、 もう一枚のタオルで目隠しをした。
「やっ、やめてよぉ…」 抵抗する美嘉に
ヒロは冷めた一言。
「別れてぇの?」 別れたくない。 激しく首を横に振る美嘉
手は後ろに縛られ 目隠しをされている。
身動きが出来ない。 何も見えない。
ヒロに触れられない。 ヒロの顔が見えない。
寂しいよ…。
唇に やわらかい感触が触れた
キス…。 乱暴な行動とは逆に、
そっと触れる優しいキス
ヒロは美嘉をその場に押し倒し、 少し乱暴に服を脱がせ、体を弄んだ。
いつどこにヒロの指が…唇が触れるかわか らない
触れるたびに 体がビクッと反応する。
「…感じてんの?」 耳元でかすれた声で囁くヒロ。
「怖い…」 美嘉は震えた声で
ぽつりと答えた。
するとヒロは美嘉の体を起こし、 スルッと目隠しをはずした。
ぼやけた視界の前には 大きな鏡…。
弄ばれてる姿が 映し出されている。
鏡から顔を背けたが、 ヒロは美嘉の顔を鏡のほうへと強引寄せ た。
「自分の姿見ろ。」
「やだよぉ…恥ずかしいよ…」
「ちゃんと見ろ。」
「こんなの…ヒロじゃないよ。いやだよ…」
「嘘つくなよ。感じてんだろ?」
鏡に映るヒロの表情は、いつもの顔ではな い。
ヒロは美嘉の頭を 自分のモノへと近付ける
何を望んでいるか なんとなくわかるよ。 でも…
初めてなのに。
手を縛っていたタオルがヒロによってほど かれる
「早くしろ。別れてぇのか?」
おそるおそるチャックに手をかけ、 命令通りに従った。
こんな形で
こんなことするとは思わなかった。
でもね 別れたくないの。
今日一日命令に従えば 付き合ってくれるんだよね??
また前みたいに 戻れるんだよね…??
人は美嘉のことを バカみたいって言うかもしれない。
でもね、 これがもう一度付き合うことの出来る唯一 の方法なんだ。
今はこうするしか ないんだよ…。
美嘉の目から涙が一粒零れ落ちた時 ヒロは美嘉を後ろ向きにさせその状態のま まぐいっと挿入した。
いつもみたいに手を握ってはくれない。 キスもしてくれない。 二人の吐息が重なることはなく
ただ欲望を満たすためにひたすら動かすだ
け。
愛が感じられない。 ヒロと一つになれるのはすごい嬉しいよ? でもね
なんか違うの。
優しくない。 温かくない。
唇を噛み締めながら 終わるのをただひたすら待った。
全てが終わり、 裸のまま布団の中で体をまるめていた。
さっきまでの勢いはどこかに消えてしま い、
虚しい気持ちのまま服を着る。
ヒロは上半身裸のまま近くにあったライタ
ーで煙草に火をつけ、 音をたてて白い煙を吐き出した。
ヒロ、 煙草吸うようになったんだ。
しばらく会わないうちに目まぐるしく変化 した状況に
心がついていかない。
「根性焼き」 吸っていた煙草を差し出すヒロ。 根性焼き…。 火のついた煙草を腕に押し付けて火を消す
行為。
ヒロの腕には根性焼きの跡がたくさんあ る。
「別れたくねぇならしろよ、根性焼き」 ヒロの言葉に
もう驚きさえも感じなくなっている。
今は何よりも別れたくない気持ちで頭がい っぱいで、
そのためには命令に従わなければならな い…。
ただそれだけのこと。
ヒロの手から煙草を奪い 指をグーに握りしめながら手首の辺りに煙
草を押し付ける。
ジュッ 熱い。
痛い…。
その瞬間、 ヒロが美嘉の手から煙草を奪い床に強く投 げ飛ばした。
「お前何マジでやってんだよ!?」
ヒロは乱暴にドアを開け部屋を出て行って しまった。
しばらくしてヒロは 消毒液とガーゼを両手に抱えて戻って来 た。
じゅくじゅくした火傷の部分に 消毒液を静かに垂らす。
「お前バカだよ…何やってんだよ」 ガーゼをテープで貼り付けた後、
頭をかかえながら冷たい口調で言った。
「今日はもう帰れ」 乱れた髪を整え、
帰る準備をする美嘉。
「ヒロまた付き合ってくれる…??」 ヒロは
背を向けたまま頷いた。
「じゃ…」 家を出て帰り道を歩く。
いつもなら送ってくれるのに。 そんなの甘えすぎなのかもしれないね。
でも でもいつもは…。
ヒロともう一度付き合えてすごく嬉しいは ずなのに…
いつものヒロじゃなかった。 会わない間何があったの??
ため息は風に乗ってどこかへと運ばれてい ゆく。不安な気持ちが高まるばかりだ。
「…美嘉?」 後ろから聞こえる名前を呼ぶ声に少しの期
待を抱きながら振り向く。
追い掛けてくるはずないのにね…。
声をかけてきたのは
高校二年生になって同じクラスになったヤマ トだ。
ヤマトには失礼な話だが、 少しがっかりしてしまった。
「何やってんの?」
「別に…」
そっけなく答える。 ヤマトは隣の席になった時仲良くなった男友
達だ。
ノリが良くて、 女友達のように気が合う
「大丈夫か?なんか不安そうな顔してるけ ど」
こんな今だからこそ、 ヤマトの優しさが今すごく心に染みわたる。
「彼氏と別れそうになっただけだよ…」 ヤマトはその言葉を聞き、ケロッと笑いながら
答えた。
「俺もフラれた」
「マジで??嘘だぁ」 美嘉はヤマトに
疑いの目を向ける。
「本気!彼女浮気してたうえにフラれ た~!」
「それはきついね…」
フラれたと聞いて親近感がわき、 立ったままお互いの恋愛事情を暴露しあっ た。
ヤマトは美嘉の話をじっくり聞き、 美嘉もヤマトの話をじっくり聞く。
恋愛は人それぞれ。 一人一人違う。
「俺達友達だろ?いつでも相談しろよ!」
「ヤマトもねっ」 ヤマトは最高の男友達。 タツヤの時みたいに失いたくない…。
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