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【双语阅读】【恋空】第七十二回

时间:2011-07-26 10:19:48  来源:可可日语  作者:Anna

在日本的这部叫做【恋空】的手机小说,是一部感动1200万人的小说。

2006年10月7日,【恋空】正式出版,一个月内就卖出了一百万部,在当年度的文艺类书籍销量榜上位列第三。手机小说竟然挤入排行榜,与名作家的书分庭抗礼,这给日本出版界带来了重重一击。目前,【恋空】的销量已经打破140万,它成了社会的一大热点,被看作是改变小说界传统运作模式的传奇作品。

我们已经读了这么久,大家喜欢这部小说吗?

请伴随着优美的电影原声音乐,继续和美嘉一起,度过一段不可思议的青春时光吧。

第一页  日语原文

第二页 中文翻译作品

【日语原文】

その日の昼休み お弁当を食べるため
席を移動しようとしたその時…

「話せる?」 席を立とうとした美嘉の前に立ちはだかっ
た人…

ミヤビだ。
なんで今頃ミヤビが…。 ミヤビの腕をちらっと見るとヒロのブレスレ
ットがなくなっている。

……悪い予感。

避けようとしても その場を動こうとはしないミヤビ。

「話したいんだ。」

あ~イライラする。 今さら何を話すの?
まさかヒロの恋の相談を聞いてくれとでも 言うわけ??

「…話すことなんかないし。どけて!!」

強気な美嘉の言い方に、 ミヤビの顔色が
赤くなった。

「何よその態度。私知ってるんだからね。 美嘉が弘樹の子ども中絶したの知ってるん だから!」

教室中に響き渡る ミヤビの声。

その声にクラス中が 静まり返る。

「え…なんでそれ…」 ミヤビは顔をさらに真っ赤にして
怒りで震えながら叫び続ける。


「弘樹から聞いたんだから。中絶なんて最 低だよ!私なら絶対産むよ!人殺しのくせ に!」

「え…ちょっと待っ…」

「さっき聞いてたんだから。新しい彼氏と もヤリまくってんでしょ?男好きだね!」

イス?ミ達の顔を見ることが出来ない。 周りの視線が痛い。

雰囲気に耐えられず 机の横にかけてあるかばんを取り 教室を飛び出た。

どこかに行きたい。

ヒロ…ミヤビに言っちゃったの?? 美嘉のこと人殺しだって思ってたの??

階段を駆け降りようとしたその時…

「ちょっと待て」 腕を掴み、
引き止めた人。

…ノゾムだ。

「ヒロは悪くねぇよ!ミヤビがヒロの部屋に 飾ってある赤ちゃんの写真を見つけて、こ れ何?って聞いたんだ。でもあいつは何も 言わなかった」

「もう…いいの…」

「ミヤビは写真見て美嘉との子?って聞いた んだ。でもその時ヒロは大切な人とのこと だから言えねぇって…そう言った」

「もういいって…」

「俺その場にいたしヒロは悪くねぇよ。ミヤヒ
?は振られたからって腹いせで言ってんだ よ!」

掴まれた手を振り払い、玄関まで走った。 今はノゾムの言葉を理解する余裕がない。

靴を履きかえ 逃げるように学校を飛び出た。

どこかに…
ヒロとの思い出の川原…そこには行かない。

過去には頼らないって 決めたから。

着いた場所は見知らぬ大きな公園。 噴水の近くにあったベンチに腰を降ろし た。

確かに… 確かにあれは世間一般からすれば“中絶” だったのかもしれないね。

でもね産みたかったの。 美嘉だって、
殺したくなんてなかったよ。

生きてほしかったよ…。

優とヤリまくってた? 男好き??

優とのあんなに温かくてやさしかった日を そんなふうに言わないでよ。

イス?ミにもヤマトにもシンタロウにも、 妊娠してたことは言ってなかった。
言えなかったの。 もう嫌われちゃうかもしれないね…。

“中絶”

中絶は
人殺しなの??それをすることによって必ずたくさんの傷 みを
背負う。

理由も無しにしてしまう人も中にはいると 思う。

でもね、 産みたくても流産しちゃった人… 親に反対されてしまった人。

彼氏に反対された人… レイプをされて妊娠してしまった人。

いろんな事情があるの。 みんなそれぞれ
苦しんでいるんだ。

自分の赤ちゃんが嫌いで殺す人なんていな い。

ヒロがミヤビに話をしたことはショックだっ た。

でもノゾムの言葉に少し助けられたんだ。

それよりイス?ミ達と、 友達ではいられなくなっちゃうのか な…??

(ピロリン  ピロリン)

考え込んでいた美嘉に届いた一通のメー ル。

唯一あの中で妊娠を知っていたアヤからだ。

《駅前のカラオケ集合》
駅前のカラオケ…?? 頭の中を整理し、
メールで届いた通り駅前のカラオケへと走 った。

カラオケの前にいるのはアヤとイス?ミとヤマトとシ ンタロウ。

全員集合。

「さぁ行くぞ~」 気まずい雰囲気の中アヤに腕を組まれ
強制的にカラオケへと連れて行かれる。


その間、 アヤ以外とは一言も会話を交わさなかった。

イスに座る。

……沈黙…。

隣の部屋から聞こえる歌声だけが 虚しく響き渡っている。

「あ~あマジひでぇよな~↑↑」 手を天井に向かって伸ばし、ため息をつき
ながら最初に口を開いたのはヤマトだ。

腕を組んでいたシンタロウが続ける。

「俺らってそんなに信用ねぇかな~」

そして怒った表情のイス?ミが美嘉のほっぺを ペチッと音が鳴るくらいの軽い力で叩い た。

「私達どんなこと聞いても美嘉のこと嫌い になったりなんかしないよ?」

「全部話したらスッキリするよぉ!」 アヤが美嘉の肩に
手をかける。

気持ちの整理がつかないまま、 口はなぜか自然に動いてしまっていた。

妊娠… 流産…
毎年クリスマスにお参りに行っているこ と。

思い出すのが辛くて事細かに話すことは出 来なかった。 でもみんなには言えなかっただいたいのこ とは
伝えられたと思う。

全てを話し終え、おそるおそる顔をあげた。

「な?ん?でも?っ?と早?く?言?っ?て?く?れ
?な?い?の…辛かったでしょ…」

「俺らの友情は…それくらいじゃ壊れね ぇ…よ。美嘉のバカヤロー」

イス?ミとヤマトは涙と鼻水で顔がぐしゃぐしゃ だ。

シンタロウは何も言わず、 頭を撫でてくれた。

アヤは美嘉が話してる間ずっと手を握ってい てくれた。 流産した時もそばにいて助けてくれた。

ねぇ、 イス?ミもアヤもヤマトもシンタロウも…本当に本当に大 切な友達だよ。

落ち着いた頃、 話題はミヤビの悪口へと変わる。

「何あの女!」

「ありえねーマジで↑」

「振られたからって八つ当たりするなっつ
ーの」

怒りが最高潮の イス?ミとヤマトとアヤ。

「でもイス?ミのビンタは効いてたみたいだ な」

 

シンタロウの 意味深な一言。

「…イス?ミのビンタ??」

「美嘉が教室から出て行った後、イス?ミがミヤヒ
?にビンタくらわした↑すげー音鳴ったし↑」


ヤマトの言葉が、 理解出来ない。

「スッキリしたその後ヤマトがミヤビに向かっ て“だから男に振られるんだよ”って言っ たらミヤビ引きつってたよね!」

イス?ミ… 何の話してるの??

「それでシンタロウがミヤビの胸ぐら掴んで“二度 と美嘉に近寄るな”って言ったんだよね ぇ!」

「最後にアヤがミヤビの机蹴ってみんなで学校 抜け出したんだよな~」

アヤもシンタロウも… それどーゆーこと??
「「ざまあみろ~って感じっしょ!」」 四人は声を揃えた。

頭の中で整理。

……みんな美嘉をかばって守ってくれたん だ。

仲間の心強さに 我慢してた涙がポロッと流れる。
「泣かないのぉ!」 手を強く握るアヤ。
「俺らの友情に感動したか↑↑」 ヤマトだって…
目腫れてるくせに。
「またも?ら?い?泣き?しちゃう?~」 イス?ミは再び
泣き始めてしまった。

シンタロウは何も言わないままティッシュで 美嘉とイス?ミの涙を拭いてくれていた。
「みんな大好きいぃぃぃぃ~え~ん」

美嘉の泣き声が 部屋中に響く。
「俺らと優さんどっちが好き?↑」 ヤマトがマイ?のスイッチを入れて美嘉に向け
る。
「難問だね」 期待した表情のアヤ。

「………優」

美嘉の答えに ヤマトとアヤは大袈裟にずっこけた。

「嘘~!!どっちも同じくらい好きだも ん!!」

立ち上がり 頭をかくヤマト。


「びっくり~↑」
「私もみんな大?好?き?ぃぃ~」 イス?ミが鼻声で叫ぶと
アヤとヤマトも続けて叫んだ

「あったしもぉ」


「俺も~↑↑」
「みんなバカ友だな」 シンタロウの冷静な言葉に
みんなは大声で笑った。


《恋空》日文原版小说 制作出品:米诺岛  –  小语种学习交流热土 第 290 页

 

 


笑い合えるも今のうち。 もうすぐ受験日だ。


 

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