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【双语阅读】【恋空】第七十四回

时间:2011-07-28 21:32:46  来源:可可日语  作者:Anna

在日本的这部叫做【恋空】的手机小说,是一部感动1200万人的小说。

2006年10月7日,【恋空】正式出版,一个月内就卖出了一百万部,在当年度的文艺类书籍销量榜上位列第三。手机小说竟然挤入排行榜,与名作家的书分庭抗礼,这给日本出版界带来了重重一击。目前,【恋空】的销量已经打破140万,它成了社会的一大热点,被看作是改变小说界传统运作模式的传奇作品。

我们已经读了这么久,大家喜欢这部小说吗?

请伴随着优美的电影原声音乐,继续和美嘉一起,度过一段不可思议的青春时光吧。

第一页  日语原文

第二页 中文翻译作品

【日语原文】


軽い足どりで待ち合わせの正門へと向か う。

もうみんなは試験と面接を終えたみたい で、
すでに集合していた。

「お疲れ~ぃぃ」 スキップしながら近づく美嘉。

「お疲れ!どうだったぁ~?!」 イス?ミの問いに美嘉はわざと落ち込んだふり
をして答えた。
「ボロボロだぁ~…」

「俺も俺も…↑↑」 ヤマトの暗い表情。
ダメだったか…。

そう言えば アヤがいない。

「アヤは??」

「?ンさんとデートするらしーよ」

シンタロウの言葉にオッとしている自分がいる。

「これからパーッとカラオケ行くぞ~↑↑」 ヤマトの一声で
受験を終えた安心から 何かがはじけたように駅近くにあるカラオ ケへと向かった。

「日本の未来は」

「ウォウウォウウォウウォウ~」

イスに立ちながらノリノリで歌う美嘉とイス
?ミ。

曲に合わせてシンタロウとヤマトは手拍子をしたり 掛け声をかけたりしている。

「受験も終わったし最高~!!」 歌の間奏中、
マイクを使い大きな声で叫んだその時…

プルルルルルル

美嘉携帯鳴ってるぞ」 シンタロウが美嘉に震える携帯電話を手渡した。

着信:優

…優だっ!!

電話にでた時ちょうどカラオケの曲が終わ り、
部屋中は静まり返る。

『もしもしぃ』

『試験どうやった?』

『やばかったよぉ~…』
『朝はごめんな。まだ怒っとる?』 優から謝ってくれたことに少しだけ優越
感。

『もう…怒ってないから!!美嘉こそごめん』

『仲直りやな。ほんまに受験お疲れ』

『今カラオケだからまたねっ!!』

何やら視線を感じ電話を切って顔を上げる と、
イス?ミ達にじっと見つめらている。

[…何っ??」

「喧嘩したのか?↑」

「何があったの?!」

「もちろん教えてくれんだよな。」

彼らは本当に心配してくれてるのか… それともただの好奇心なのか…。

とりあえず、 昨日の夜と今日の朝の出来事を話す。

聞き終えるとヤマトが美嘉の携帯電話を奪い、 どこかに電話をかけ始めた。

『もし~俺ヤマトっス↑今から駅前のカラオケ に来れませんかねぇ?202 号室美嘉もいま すよ!わっかりました~』

「誰にかけたの??」 ヤマトから携帯を奪い返そうとすると、
ヤマトは携帯を高く届かない場所まで上げた。
「すぐわかるって↑↑」 しばらくして、
部屋のドアが開いた。

優だ。 まぁ、なんとなく予想はしていたけどね…。

「待ってましたぁ~↑」 ヤマトが立ち上がる。

「まぁまぁまぁ座って下さい。美嘉の隣 に!」

シンタロウに急かされ優は美嘉の隣に腰をおろ した。

「受験頑張ったな!」 頭を撫でる優。

「はいはいはいはいイチャイチャ禁止~↑」 ちゃかすヤマト。
「優さんに話があるんです。」 イス?ミが真剣な面持ちで答えた。
「どないしたん?」

「昨日なんでアヤと一緒にいたんですか?」 核心をつくシンタロウの質問。
「何で知っとんねん!」

「優さん正直に答えて下さい。」 イス?ミの怒った表情を見て優は頭をかきなが
ら困ったように答えた。

「昨日アヤちゃんが大学の正門で?ンを待って て、たまたま俺が帰ろうとした時偶然会っ ただけやで」

優の答えを聞いて、 肩の力が抜けた。

「だって昨日?ンさん電話で風邪ひいて寝込 んでるって言ってたし。アヤもそれ知ってる はず。」

シンタロウの言葉で再び肩に力がはいる。

「じゃあアヤは嘘ついて優さんに会いに行っ たってこと!?」

イス?ミの言葉に不安な気持ちがさらに高ま る。

「わざわざアヤと二人で美嘉にお守り渡しに 行くことないんじゃないんスか?↑」

ヤマトの問いに、 優は少し悩みゆっくり答えた。

「あんな~誤解やって。アヤちゃんには秘密 にして言われたけど…言うわ。なんか二人で 美嘉に会いに行けばヤキモチ焼くからっ て。そしたら好きって気持ちも高まるって」

「はぁ!?何アイツ↑」 マイクを使って叫ぶヤマトの手からマイクを
奪い 美嘉は優を指さしながら叫んだ。

「じゃあ…アヤのことかわいいとか心変わり するかもって言ったのは?!」

「それもアヤに言われたんですか?」
横から口を出すイス?ミの顔は真剣で、アヤに対 する怒りを隠しきれてない。

「そうやで。今考えたら俺もアオやったわ。 美嘉が怒るの無理ないな。ごめん。」

アヤ… 一体何を考えてるの? 一体何がしたいの?

「俺アヤのこと最初からあんまり信用してな かったからな。」

「あの子は男のためなら友情を切るタイプ だね、絶対!」

シンタロウとイス?ミがアヤの悪口を言い始めた。

「美嘉ほんまごめんな」 優は甘えたように美嘉の肩の上に頭を乗せ
る。
「もういいってぇ…」 そんな二人を見たヤマトは口笛を鳴らしなが
ら冷やかすように言った。

「仲直りのチューはしないんスか~?!↑」 イス?ミとシンタロウがヤマトの言葉に反応する。
「見たい~」

美嘉と優は含み笑いをしながら顔を見合わ せた。

「…どうする??」

「俺はかまへんよ」

大人の余裕。 まだ子供な美嘉に そんな余裕はない。

「キースキース」

部屋中に響くコールと 期待で輝く三人の目。
これはもう覚悟を決めるしかない。 優が美嘉の頭の後ろに手を回す。
美嘉は強く目を閉じた。

唇が触れ小さく音が鳴る

優は美嘉の体を抱き寄せ耳元で囁いた。

「泣いても笑っても怒っても俺にとってか わいい女の子は美嘉一人やで」

今日の朝 優が美嘉に言ったあの言葉が、嘘に変わり 消えてゆく…。

どーせまた いつもみたいに冷やかされるんだ。

…沈黙。 静まる部屋の中。

変だなぁ。 いつもならすぐにブーイングが起こるの に。

優の胸からゆっくり離れ周りを見渡すと、 三人は関心したような うっとりとしたような なんとも言えない表情をしていた。

「みんな…どした??」 いつもと違う雰囲気に 戸惑い心配になる。

バカみたいに騒ぐいつものノリは一体どこ に…。

突然シンタロウが黒ぶち眼鏡をはずして、 優に向かって頭を下げた
「俺にそのテクニックを教えてください。 お願いします」

それに続いてイス?ミもシンタロウの腕を組みなが ら言う

「シンタロウに教えてやって下さい!シンタロウ女の 気持ちわかってないんだもん私もあんなキ スされた~い」

最後にヤマトが立ち上がって優の隣に座った。

「優さんにオレたっス↑美嘉俺に優さんく れ↑」

美嘉はわざとらしく優にベッタリとくっつ いた。

「ダメ優は美嘉のだも~ん!!そのかわり 美嘉がヤマトにチューしてあげるってぇ!!」

優もわざとらしく美嘉の肩に手を回した。

「美嘉とチューできんの俺だけやし!」

まるで漫才をしているかのような会話だ。 まぁ、そんな感じで優とは無事仲直りする
ことが出来た。 あ~良かった。

仲直り出来たのはヤマトがここに優を呼んで くれて イス?ミとシンタロウが真実を聞き出してくれたお かげだと思う。

この三人はいつもふざけてるように見える けど、実はすごく美嘉のことを考えていて くれているのかもしれないね…。

しかしアヤは一体何をしたかったのだろう…。 まぁ、いいか。

話は変わって… 試験は無事終わったけど1番大切なのは結 果だ。

実際試験はボロボロ。 面接も手応えありとは言えないし…。

自慢じゃないけどかなり自信がない。


不合格だった時のことなんて、なーんにも 考えてない。

終わったことを今になって悔やんでも意味 がないから。
あとは神様に祈るのみ…

どうか、みんな一緒に合格出来ますよう に】

全ての授業が終わり、 あと学校へ行くのは卒業式の練習と卒業式 当日の二日のみだ。

寂しいことに、 卒業はもうすぐそば。

そしてついにこの日が来た。 人生を決める日。 合格発表だ。
「早く起きなさ~い!」 居間から聞こえるお母さんの叫び声で起こ
される

目覚ましをセットしたはずなのに… いつの間にか止めてしまったみたいだ。

こんな大切な日に寝坊するなんて…。

今日は待ちに待った合格発表の日だ。 別にワクワクとかドキドキとかしない。
だって、70%はダメだと思ってるから。 不合格を見に行くために大学に行くのか… そんなことさえ思う。

残念なことに優は今日大事な授業があっ て、会えないらしい。

せっかく慰めてもらおうと思ったのに~ っ。

…まぁ、仕方ないか。

のそのそと着替えをし 適当にメイクを終え、 やる気なく家を出る。

チュンチュンと高い声で鳴いている鳥の声 に耳を澄ませてみた。

そう言えば、 もう春も近いなぁ。

春と言えば卒業 でも今は考えない。

列車で大学へ向かい、 いつも通り正門で待ち合わせをして集合。

それぞれの受験番号をみんなで確認しあ う。

シンタロウは…1302 番。 ヤマトは…1311 番。 アヤは…3521 番。 イス?ミは…3526 番。 そして美嘉は…3529 番。
「「いざ出陣!!」」 気合いを入れ、
合格発表掲示板に向かった。

掲示板の前にはたくさんの人。 それぞれ嬉し泣きしてたり落ち込んでた り…
様々だ。

みんなで手を繋いで一列になり、 掲示板に目を向けた。

…1285

…1287

…1292

…1296

…1302

「1302…。俺の番号あった。やった!」 いつもはクールなシンタロウが大声で叫ぶ。

…1303

…1307

…1311

「マジかよ…あった…」 ヤマトがその場に腰を抜かして座り込んだ。

…3512

…3518

…3521
「キャーキャー!」 アヤは甲高い声をあげて
ぴょんぴょんと跳びはねている。


…3523

…3525
…3529 美嘉は自分の受験票と掲示板の番号を見比
べた。
3529…
3529 って書いてあるよね!?

…合格した!!

嬉しさと驚きで声が出ない。 受験票を持った手が震えている。 優、やったよ。
合格したよ!!

その時…
「私の番号ない…落ちちゃった…」 みんなが喜ぶその横で
受験票をぐしゃぐしゃにしながらイス?ミが口 を開いた。

「イス?ミちゃんが落ちるわけないじゃん!見 落としたんじゃない?!」

アヤがイス?ミの受験票を奪い掲示板の番号と見 比べた

すぐにうつむくアヤ。 それは悲しい結果を意味している。

イス?ミが落ちた? なんで?なんで?? イス?ミが落ちるわけないじゃん!!
だっていつもクラスの上位の成績なんだ よ?

こんなにバカな美嘉が受かって、 イス?ミが落ちるなんてありえないよ。

「ま、しょうがないよねあははー!残念残 念!」

わざと明るく振る舞うイス?ミに、 かける言葉が見つからない。

合格したのは嬉しいけど喜べないよ…。 みんなで合格したかったみんなで合格した
かったんだ。 一人でも欠けたら 意味がないんだ。

「みんな~暗くなんないの!合格おめでと う!」

イス?ミが無理して話し続けるたびに、 苦しくなる。

同情じゃない。 本当にみんなで合格したかった。

しかし笑ってるイス?ミは、なぜか少しだけ安 堵の表情を浮かべてるように見えた。

この時、 一つの疑問が生まれた。

イス?ミ… わざと不合格にしたんじゃないの??
だってイス?ミが不合格なわけないもん。 もし美嘉の考えが当たっているなら、その
理由は…?
「結果もわかったし帰るか。」 沈黙の中シンタロウが口を開き
みんなはぞろぞろと歩き出した。

「美嘉!」 今、名前を呼ばれたような…。
でもどこから??

「こっちやで~」

上のほうから聞こえる。声が聞こえる方向 に顔を上げた。

三階の教室の窓、 優と?ンちゃんが顔を出している。
優は両手で大きな○と×を作っている。 きっと合格したか
不合格だったかを聞いているのだろう。

イス?ミがいる手前、
○とは言いにくい。

その時イス?ミが迷っている美嘉の両手を取 り、
大きく丸を作った。

イス?ミは美嘉に向かって パチッとウィンクをした

優は美嘉に向かってガッツポーズをし、 その後すぐに先生に怒られているみたいだ った。

授業中だったのだろう。

「「じゃあまた来週の卒業式にね!!」」 駅で別れ、
みんながそれぞれの家の方向へと歩き出 す。

美嘉はなんとなくイス?ミのことが気にかか り、
駅まで戻ってみることにした。

ピロリン  ピロリン)

受信:イス?ミ 今まさに考えていたイス?ミからのメール。
《駅に来れる?》 やっぱりなんかあったんだ。

駅まで走って戻ると、 そこにはイス?ミが立っていた。

「帰ろうとしてたのにごめんね…」 申し訳なさそうに謝るイス?ミ。

「なーに言ってんの!!美嘉もイス?ミと話した かったんだぁ!!」

二人は近くのファーストフードで話すこと にした。

「イス?ミさぁ、わざと落ちたでしょ??」 頼んだコーンポタージュをすすりながら、
唐突に聞いてみる。

「え!?なんで知ってるの?」

「イス?ミのことならなんでもわかるしっ!!」 イス?ミはその言葉を聞いて嬉しそうに笑っ
た。

「美嘉にはバレバレだったのかぁ…」

「なんで落ちたの??」

「私オームヘルパーの資格とりたくて…確 かに大学行きたかったし、親も大学行けっ てうるさいんだけどさ。やっぱ福祉系で働 きたいんだ!」

初めて聞いたイス?ミの夢。話してくれたのが 嬉しかった。

「イス?ミ超~かっこいいじゃん!!イス?ミならい い介護士になれるよ。頑張ってね!!」

「そう言ってくれると安心する。黙ってて ごめんね…」

イス?ミの目に涙がたまっている。 ずっと隠してたの、 辛かったんだね

「泣かないのっ!!イス?ミの夢応援してるから ね!!…なんかいつもと立場が反対だね!」

イス?ミの頭を撫でると、 イス?ミは涙を流しながらクスッと笑った。

「「この話は二人の秘密ね!!」」 イス?ミとの約束。

そしてもう一つ…

「「卒業して学校が別々になっても、ずっと ずっと友達だよ!!」」

イス?ミとね、 同じ大学に行けると思ってた。

だから、離れるのはすごく寂しい。 だけど…

夢を追い掛けるって すばらしいことだよね。

だから応援するよ。 美嘉なりに精一杯応援するから。 イス?ミの夢が叶うことを祈っているよ…。

 

[Next Page]

【中文翻译作品】

美嘉脚步轻快地来到集合的地方。除了亚矢以外,其他三个人都已经到了。
『大家辛苦了~』
美嘉把手扠在腰上边跑边跳。
『怎么样啊?我可是漂亮的胜出了唷~↑』
这么说着的大和,脸上的表情相当开朗。
『啊,对了,亚矢跟阿健已经先去约会了,所以大概不会来囉。』
信太郎的这番话,让美嘉稍微放心了一点。
大概是因为考试结束,大家的心情也都跟着放鬆的关係吧,四个人开心地朝着车站附近的KTV前进。
『日本的未来~』
『喔呜喔呜喔呜喔呜~』
美嘉和小泉站在椅子上情绪高亢地唱着歌。
在一旁的信太郎跟大和则是和着曲子帮忙打拍子,有时候也跟着哼上几句。
『联考结束了,真是太爽了~!』
当美嘉在歌曲间奏用麦克风大声喊叫时……
铃铃铃铃铃
『美嘉,妳的手机在响喔。』
信太郎把手机拿给美嘉。
来电:优
……是优打来的!
KTV的歌曲结束了,包厢裡面也恢复了安静。
『喂!』
『啊,喂?考试考得怎么样啊?』
『很不错喔~……』
『今天早上对不起,妳还在生气吗?』
阿优先道歉了,这让美嘉感受到些许的优越感。
『我已经……没在生气了。该说对不起的人是美嘉!』
『美嘉干嘛道歉呢?这样我们就算和好了吧。这段准备考试的时间,真是辛苦妳了!』
『谢谢!我正在唱KTV,待会儿再打给你喔!』
美嘉感觉到周围热烈的目光,她按掉手机之后抬起头。
『妳跟阿优吵架了啊?↑』
『真稀奇欸!发生什么事了?!』
『妳一定会告诉我们吧。』
他们是真的担心我吗?
还是只是单纯的好奇呢?
等到美嘉把昨天晚上和今天早上发生的事情全盘托出之后,大和一把抢下了美嘉的电话,不知道开始拨着谁的号码。
『喂~我是大和。↑你现在能不能到车站前面的KTV来一下啊?二○二号包厢~美嘉也在喔!我知道了~』
『你打给谁啊?』
美嘉询问挂断手机的大和,不过大和的脸上却漾起了诡异的微笑。
几分钟之后,包厢的门打开了。
站在门口的是……阿优。
『等你好久了喔~↑来,先坐下来吧!』
在大和的招呼下,阿优便在美嘉旁边坐了下来,然后轻轻地摸着她的头。
『喂喂喂喂喂,禁止出现亲密行为喔~↑』
『我们有话要跟阿优说。』
小泉无视于一直闹场的大和,一脸正经地开始说话了。
『什么话?』
『昨天你跟亚矢在一起吧?』
信太郎开门见山的问题,让美嘉直吞口水。
感觉到气氛沉重的阿优,也有点伤脑筋似的搔了搔头。
『不是啦。昨天亚矢在大学门口等阿健,我是在回家的时候碰巧遇到她的,就只有这样而已。』
『可是,你们不是一起特地去送平安符给美嘉吗?↑』
对于大和的问题,阿优将双手交抱在胸前,陷入了沉思。接着,他好像下了某个重大决心似的,缓缓开口。
『那个~是误会啦。亚矢叫我不要说出来。不过,我不想因此被误会。那我就照实说囉。因为亚矢说,如果两个人一起去找美嘉的话,美嘉一定会吃醋,这样子就会更喜欢我了。』
『那你说亚矢很可爱、要变心喜欢她什么的呢?也是因为亚矢叫你这么说,你才说的吗?』
从旁插嘴的小泉,表情非常严肃,可以感觉到她对亚矢的怒气。
『对啊。现在想想,我还真是笨,竟然照着她说的话去做。我可能真的希望美嘉能吃亚矢的醋。不过这样美嘉根本不可能会变得更喜欢我嘛。真的,对不起喔。』
亚矢到底在想什么?到底想怎么样?
『打从一开始,我就不太相信亚矢喔。』
『她绝对是那种会为了男人背叛友情的类型,绝对是!』
信太郎和小泉开始说起亚矢的坏话。
『美嘉,真的对不起欸!』
阿优一边认错,一边把头放在美嘉的肩膀上。
『好了啦!美嘉才应该道歉,竟然怀疑优!』
大和看到这两个人的样子,马上吹起了口哨,泼他们冷水。
『两个人要不要来个和好的亲亲呀~?!↑』
小泉和信太郎也兴致勃勃地看着他们。
『……大家好像都很期待耶,怎么办?』
『我没差喔。』
果然是大人。
还是个小孩的美嘉,没那么放得开。
『接──吻接──吻接──吻』
包厢裡迴盪着呼声,伴随着三个人散发着期待光芒的眼睛。看来只能觉悟了呀。
阿优的手抱住了美嘉的头,然后美嘉用力地闭上眼睛。
两个人的嘴唇轻轻地碰在一起,发出了小小的声音。
阿优把美嘉的身体抱近自己,在她耳边小声地说道。
『不管是哭、是笑,还是生气,能让我觉得可爱的女生,只有美嘉一个人喔!』
这句话让美嘉心中的不安稍微消失了……
要是平常,大家一定会勐浇他们冷水,可是今天大家却都好安静。
美嘉从阿优的胸膛裡慢慢地抽身,看着周围。三个人全都带着不知道是关心,还是发呆的表情,恍惚地看着他们。
然后大和突然站了起来,坐到阿优的旁边。
『我爱上阿优了↑美嘉~把阿优送给我嘛!』
『不~行阿优是美嘉的!不然,我也亲大和一下好了,当作报酬!』
美嘉故意搂着阿优的肩膀,阿优也回搂着美嘉。
『可以跟美嘉接吻的人只有我喔!』
能跟阿优和好,都是因为大和把阿优叫来这裡,小泉和信太郎又从阿优口中问出真相的关係。
这三个人虽然平常看起来很不正经,但是对美嘉的事情最关心了。
现在美嘉心裡的愿望只有一个……
【希望能和大家一起考上。】

然后,这一天终于来临了。
说得夸张一点,今天是决定未来好坏的日子……放榜日。
可惜的是,今天阿优有很重要的课,所以好像没办法跟美嘉见面。
一出家门,美嘉便听到不知道从哪裡传来的嘹亮鸟鸣。融解的白雪底下冒出的土壤,也让人直接感受到春天的来临。
美嘉在老地方和大家碰头之后,彼此互相确认了一下准考证号码。
『好,出发!』
他们手牵着手,情绪激动地踩着重重的脚步,朝着贴着榜单的公佈栏前进。
站在公佈栏前面的人们,有人喜极而泣,有人则心情低落……人们带着各式各样的情绪。
他们手牵手排成一横排,望向公佈栏。
……1285……1287……1292……1296……1302。
『1302……是我的号码。太好了!』
总是很冷静的信太郎不顾周围的目光,大叫出声。
……1303……1307……1311。
『真的假的……有了……』
大和一脸不敢相信的样子,当场就要倒下来了。
……3512……3518……3521。
『耶──!耶──!我考上了!』
亚矢尖声叫着,兴奋地跳上跳下。
美嘉的准考证号码是3529……
……3523……3525……3529。
美嘉比对了自己的准考证和公佈栏上的号码。
3529……
确实写着3529吧?!
……爸爸、妈妈、姊姊、优,我办到了耶!
考上了!!
喜悦和惊讶让美嘉说不出话来,拿着准考证的手也在微微颤抖着。
『没有我的号码……我落榜了吗……』
在兴高采烈的大家身旁,小泉捏紧了准考证,开口说道。
『咦?!小泉怎么可能落榜!妳是不是看漏号码了呀?!』
亚矢一把抢下了小泉的准考证,比对着公佈栏上的号码。
亚矢脸上的笑容消失了……那代表着令人伤心的结果。
为什么?怎么会?小泉怎么可能会落榜!!
她的成绩在班上一直都是名列前茅的欸!
美嘉考上,小泉却落榜,这太奇怪了。
『哎呀,这也没办法嘛,哈哈哈!可惜可惜!大家别心情不好了!恭喜大家考上』
面对故作开朗的小泉,大家都不知道该说什么才好。
虽然自己上榜是一件令人开心的事,但是美嘉并不快乐。
她好希望大家都能上榜……
她好希望大家全都一起考上。
少一个人就没意义了啊。
但是,面带笑容的小泉,脸上并没有一丝一毫的落寞,反而是一副很安心的表情。
果然是这样。
再怎么想,小泉都不可能落榜的才对。
这个时候,美嘉的心中浮出了一个疑惑。
小泉该不会是……故意落榜的吧?
如果美嘉想得没错的话,那小泉的理由又是什么呢?

『既然大家都知道结果了,我们就回去吧。』
在一片沉默之中,信太郎开了口,大家才开始迈出步伐。
『喂~美~嘉~!』
就在这个时候,美嘉突然听到有人在叫她的名字
……是错觉吧。
『美嘉~这裡啦~』
果然有人在叫她。
她朝着声音的方向抬头,看到阿优和阿健从三楼的窗户探出头来,用双手分别比了一个大大的○和一个大大的X。
一定是在问我有没有成功考上吧。
在小泉面前,美嘉很难做出那个○的动作。
然而小泉却抓起了正在迷惘中的美嘉的双手,比了一个大大的○。
阿优对美嘉做了一个胜利手势之后,不知道是不是因为现在还是上课时间的关係,他似乎马上就被任课老师骂了。
『那就下週毕业典礼的时候再见囉!!』
在车站道别后,大家便各自朝自己家的方向走去。
走在回家的路上,美嘉一直不断地在想着小泉的事情。
唧铃铃铃铃
寄件人:小泉
没想到,小泉居然就在这个时候传简讯来了。
【妳能来车站一下吗?】
……会传这种简讯来,就证明小泉真的发生了什么事。
美嘉跑回车站之后,一眼看到小泉站在那裡。
『不好意思耶,妳已经回去了,我还把妳叫出来。』
『说什么呀!美嘉也想和小泉好好聊聊喔!』
两个人走进了一家速食店。
『……妳是缴白卷吗?还是填错答桉卡的格子?为什么要故意落榜呢?!』
一边喝着刚才点的浓汤,美嘉单刀直入地问道。
美嘉觉得小泉故意落榜,完全是自己一厢情愿的想法,虽然对小泉来说可能很不礼貌,不过被小泉叫出来之后,美嘉就完全确定自己的疑惑是真有其事了。
『咦?!妳怎么会知道?』
『小泉的事情我哪有不知道的!不可以有秘密喔!』
小泉在听到美嘉这么说之后,原本逞强的表情也缓和下来。
『这样呀,原来美嘉早就看出来了啊。我啊,很想考家庭看护人员……确实,我很想上大学,爸爸妈妈也成天囉囉唆唆地要我去读大学。可是,社会福利的相关工作,还是我唯一的梦想!』
这是美嘉第一次听小泉说自己的梦想……她能告诉美嘉,真的让美嘉觉得很高兴。
『小泉,这样超酷的耶!妳要加油喔!』
『妳这么说我就放心了。对不起喔,没有告诉妳!』
小泉的眼眶裡盈满了泪水。
一直藏在心裡没能说出来,一定让她很痛苦吧。
对不起,我竟然没注意到。
『哎呀~别哭了啦!美嘉会替小泉的梦想打气的!……好像跟我们平常的立场对调了耶,感觉真怪!』
『哈哈哈!美嘉,谢谢妳……』
这一天,美嘉和小泉做了两个约定。
『这件事是两个人之间的秘密!』
『就算毕业,进了不同的学校,两个人也要永远永远当好朋友!』
美嘉一直很开心地以为自己还会和小泉同校。
所以,知道毕业之后就要和小泉各奔东西,美嘉非常非常地难过。
可是……追寻梦想,是一件相当相当棒的事情啊。
美嘉一定会支持小泉的唷。用美嘉自己的方式,全心全意支持小泉的。

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