日本民间故事:寺庙里出走的黑菩萨
むかし、薩摩の国(さつまのくに→鹿児島県)で、塩がとても少なくなった年がありました
很久以前,在萨摩国,有一年盐少的可怜。
特に川内(せんだい)のあたりがひどく、奉平寺(たいへいじ)というお寺でも和尚さんや小僧が、毎日、朝から晩まで塩探しに走り回っていました。
川内附近尤为严重,在一座叫做奉平寺的寺庙里,和尚,小僧每天从早到晚都在到处找盐。
そんなある日です。本堂を掃除していた小僧は、本堂でどっかりと座っている大黒さんを見ながら、うらめしそうにつぶやきました。
有一天,打扫正殿的小僧一边看着坐在正殿的大黑尊天,一边带着怨恨的语气抱怨道。
「大黒さんは、よかね。みんなが塩不足で困っとるのに、いつものんびりとひまそうに。だいたい大黒さんは、福を持って来るのが仕事じゃろう。それが何もせんで、座っちょるだけか?そうじゃろ?なあ、黙っとらんで、何か言うてみい」。
「大黑菩萨,你可真舒服。大家都在因为盐不够了而烦恼着,你却还像往常一样舒坦。大黑菩萨的工作不是要带福给人们嘛。难道只是什么都不做,就坐着?是这样吗?不要沉默,说点什么啊」。
しかし相手は木彫りの大黒さんなので、いくら文句を言っても返事をするわけがありません。
可是,由于只是个木雕的大黑菩萨,所以就算小僧抱怨的再多,也没法回答。
「けっ、こげん言っても、返事もなかか」腹が立った小僧は大黒さんを足でけりつけると、本堂を出て行きました。
「切,说什么也不回答啊」生气了的小僧用脚踹了一下大黑菩萨就走出了大殿。
さて次の日、大変な事が起こりました。大黒さんの姿が、どこにもないのです。
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