双语阅读:【青春小说连载】春の夢(18)
小说《春之梦》发表于上世纪80年代,描写的是一位大学生的生活。父亲欠债而死,大学生哲之就流浪、打工,偿还所欠的债务。一只被钉到木柱子上的蜥蜴还活着,一直陪伴着他。还有他的爱情生活也激励着他生活。经过一年的奋斗,终于走出阴暗的生活。
一 (18)
「二級酒」
と哲之は言った。鉢巻(はちまき)をしめた店主が、
「あては何にしまひょ」
と訊いた。
「酒だけでええ」
彼は熱燗(あつかん)のコップ酒を、時計を気にしながらのどに流し込んだ。こんな飲み方をしたら、駅に着く頃に気分が悪くなるのではないという気がしたが、次の電車を乗りすごすと、また四十分も待たなくてはないのである。哲之はコップの酒を飲み干して金を払い、また切符を買って環状線のホームを歩いて片町線のホームへの階段を降りた。五分ほどして電車がやって来た。電車は京橋、鴫野、放出、徳庵、鴻池新田、そして哲之の降りる住道と停まって、さらに奈良と大阪の境辺りまで行くのである。大阪で生まれ育った哲之は、京橋から向こうにこんな変わった駅名のつづく線が伸びていることをつい最近まで知らなかった。彼はがらすきの金気臭い車輌の隅に坐って、足元に落ちているスポーツ新聞の見出しを読みながら、どこか遠く異国に向かっている思いにひたっていた。住道駅までは三十分近くかかった。線路に沿ってつづく商店街は、もうほとんどの店がシャッターを降ろしていたが、いかにもいなかのならず者といった連中が、あちこちにたむろして、家路を急ぐ人たちに虚ろな視線を浴びせていた。まだそこからアパートまで三十分かかった。一気に飲み干したコップ酒がまわってきて、冷たいのに湿りを含んだ風が不快だった。哲之は自分の吐く息に、強いアルコールの匂いを感じた。アパートに近づくにつれ、寂しさがつのった。雨が降ってきた。
“请来二级酒。”
哲之说。缠着头巾的店主问道:
“您还需要什么?”
“只是酒就可以了。”
他边注意着时间,边喝着加热的酒。凡是采取这种方式喝酒的人,是不是到车站时的心情都不太好呢。要乘坐下一趟车,还必须要等四十分钟。哲之喝完杯中的酒付了钱,他又买了车票,经过环线的站台,下了通往单向线站台的台阶。也就只过了五分钟电车就来了。电车要在京桥、鸣野、放出、德庵、鸿池新田以及哲之要下的地方住道停车,还要继续向奈良和大阪的交界地方行驶。土生土长在大阪的哲之到现在也不知道从京桥而来的不停地变化站名连续向前延伸的路线。他坐在偶尔发来铁气味的车厢的一角,边读着落在脚边的能看得见的体育报,沉浸在要去一个遥远的异国的想象里。到住道站需要三十分钟。沿路的商业街里,几乎所有的商店都关了门。的确是乡下的那些无赖们结成伙,凑在街道的这里那里,吸引到那些急着回家人空虚的视线中。而且从那里到公寓还要再走三十分钟。一口气喝干的酒气又冒了出来,尽管清凉一些但还带着潮气的风好不爽。哲之感觉到自己吐出的气息带有浓烈的酒气。越走近公寓就越感觉到孤独。这时雨下了起来。(未完待续)
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