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双语阅读:【青春小说连载】春の夢(31)

时间:2011-11-22 13:38:22  来源:可可日语  作者:dodofly

 小说《春之梦》发表于上世纪80年代,描写的是一位大学生的生活。父亲欠债而死,大学生哲之就流浪、打工,偿还所欠的债务。一只被钉到木柱子上的蜥蜴还活着,一直陪伴着他。还有他的爱情生活也激励着他生活。经过一年的奋斗,终于走出阴暗的生活。

二(11)

「そしたら、男女合わせて百十二人ですか。磯貝さんは、その百十二人のキャプテンですか?」
 すると、磯貝は首を横に振って、
 「ページ?ボーイのキャプテンや」
 と答えた。そして突然きつい目で哲之を睨んだ。
 「アルバイトのやつは、責任感があらへん。どうせアルバイトやと思て仕事をしてるんや。俺は社員もアルバイトも区別せえへんから、そのつもりでおってや」
 磯貝は、曲がりくねった薄暗い通路を歩いて、フロントの奥の事務所に出る扉を押した。そして「フロント主任」と印された名札を付けた男に哲之を引き合わせた。哲之が挨拶をしても、男は顔も見ず、予約カードをチェックしながら、「よろしく」とどうでもいいように言った。哲之はフロント主任の名札を見た。中岡峰夫と漢字とローマ字で書かれてあった。磯貝はロビーに出て、クロークの横にある部屋に哲之を案内した。哲之と同じベージュ色のボーイ服を着た若者が、テーブルの上に寝そべったり、椅子に凭れこんで煙草をふかしたり、花札をしたりしていた。
 「きょうからアルバイトで働いてくれる井領哲之くんや。みんな、よろしくね」
 ページ?ボーイたちは一斉に哲之を見たが、みんな無言だった。哲之は意地悪な連中ばかりではなかろうかと思い、決して喧嘩なんかせず、いわれた仕事をして働きさえすればいいのだと腹を決めた。
磯貝は哲之をともなって、エレベーターで二階にあがった。二階は宴会場だった。非常用の階段をあがれば早いのに、磯貝は一階一階エレベーターを使った。三階も宴会場で、四階は会議用の大きな部屋が並んでいた。五階から二十三階までが客室、そして二十四階にグリルと中華料理店が合った。ざっと案内されただけなのに、そのつどエレベーターのやって来るのを待ったので、ロビーに降りて来た時は六時を過ぎていた。
 「二、三日で井領くんの名札が出来るから……」
 そう言って、磯貝はフロントから少し離れた場所に立った。
 「起立の姿で立つんでェ。だらしない格好で立っとかんようにな」

  “那么男女总的合在一起就要有120人了。矶贝,你就是这120人的头目了?”
  之后,矶贝摇摇头,回答道:
  “我也只是个接客服务员的头目罢了。”
  接着突然用严肃的目光盯着哲之问:
  “打工的这些家伙一般都没有责任感,你怎么想起要打这个工,我对正式职员和打工的态度没有区别,那个想法是有的。”
  矶贝在拐弯抹角的黑暗的通道走着,打开了总服务台里面要去办公室的门。把哲之介绍给了挂有“服务台主任” 的男的。哲之说了些客气话,那位男的也不看一眼,核对好准备好的胸卡,毫不在意地只说了一句:请多关照。哲之看了看挂在那位主任身上的胸卡,用汉字和罗马字写着:中冈峰夫。矶贝走出总服务台,把哲之领到了衣帽寄存处侧面的房间。有一位穿着和哲之一样衣服的年轻人,横躺在桌子上,紧靠着椅子抽着烟,玩着花纸牌。
  “这是从今天开始在这里打工的井领哲之,各位多关照。”
  接客服务员大家都一齐看着哲之,都没说话。哲之想:这也不是什么玩刁难的家伙们吧,绝不会打架什么的,做好自己的事情,下定决心一定要做好。
  矶贝陪着哲之乘电梯来到二层,二楼是宴会厅。尽管上专用的楼梯会很快,但矶贝都还是用电梯一层一层地向上走。三层也是宴会厅,四层是会议用的相连的大会议厅。从五层到二十三层是客人用的住房,而在二十四层则是西式餐厅和中国饭馆。虽然也只是粗略地介绍了一下,每次都还是等电梯乘电梯,回到大厅已经过了六点钟。
  “两、三天,井领你的胸卡就做好了。”
  说后,矶贝就站在了离总服务台不远的地方。
“用直立的姿势站在这里,千万不能衣冠不整吊儿郎当地在这里站着。”

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