2級読解35
死体ははたしてだれのものか。
(1)自分のものだとしても、死んだあとでは、所有権を実際に自分で主張することはできない。法的には、そこはどうなっているのか。それを私は、じつは知らないのである。
職業柄、年中扱っている(2)「もの」の、所有権が不明である。そんなことで、よく仕事が勤まる。そう怒られそうだが、むろん常識的には、死体は遺族(注1)のものである。
(養老孟司「死体の市民権」による)
(注1)遺族:死んだ人の家族や親類
問題 文中の(1)~(3)の問いに対する最も適当な答えはどれか。1・2・3・4から一つ選びなさい。
(1) 「自分」とはだれか。
1 死んだ人 2 死んだ人の親
3 死んだ人の子供 4 解剖する医者
(2) [もの」とは何か。
1 法律 2 権利 3 死体 4 職業
答案:
(1) 1
(2) 3
尸体究竟属于谁?
如果假定是属于自己,但死后事实上却无法由自己主张所有权。在法律上,这一点作何规定,我的确不清楚。
这是职业上毎天打交道的“东西”的所有权不明了。我常常与这类事打交道。我这样说,也许会招来斥责。的确,从常识来说,尸体理所当然是属于遺属的。
1「自己」指的是谁?
1 死者 2 死者的父母亲
3 死者的孩子 4 做解剖的大夫
2「もの」指的是什么?
1法律 2权利 3尸体 4职业
精读(2)所在句,可知「もの」是指所有权不明了的东西,而文章正是围绕着「もの」的所有权在论述的,由此反推,可知「もの」指3「尸体」。
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