中级听力新闻练习 第3期 大手スーパー
大手スーパー「ダイエー」の経営再建問題で、昨日夕方のダイエー高木社長と産業再生機構斎藤社長との会談はまとまりませんでした。機構側はダイエー支援拒否を通告しましたが、ダイエーは主力銀行側と機構への支援要請も視野に最終調整を行う見通しです。
12日が支援要請の回答期限となっていた中で、ダイエーは、機構への支援要請を当面見送る方針を伝えました。
これに対し機構側は、ダイエー関係の作業チームを解散し、支援拒否を決めました。
高木社長はその後、UFJ銀行など3つの主力銀行の担当役員と深夜まで5時間近く協議しました。
「機構のほうには、資産査定の継続をお願いする。銀行とは引き続き協議中、それだけです」
「機構に対して、ダイエーさんもデューデリジェンス(資産査定)を継続してほしいというのはおっしゃっているわけですが、そこにはご理解が進みつつあると思います」
ダイエーと銀行側の協議は、今日も継続される見通しでしたが、関係者によると、機構側は、ダイエーの全面的な支援要請があれば、今日午前中までは受け入れる構えで、ダイエーの経営再建問題は、回答期限がわずかに延長される形となり、ダイエーは、機構への支援要請を視野に銀行側とぎりぎりの協議を行う見通しです。
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