听童话故事:十二点的马车(1/3)
馬車で来た十二人のお客さま(1/3)
昔々、風一つない静かな夜です。
美しい星たちも凍ってしまいそうな、寒い寒い夜です。
キンコンカンコーン
十二時を告げる鐘が町中に鳴り響くと、
バーン! バーン!
と、いきなり花火が打ち上げられました。
誰かが、窓を開けて叫びました。
「新しい一年よ。ようこそ!」
すると、次々に窓が開き、大人も子供も微笑みあって、新年の挨拶を交わしました。
さあ、それからは乾杯を繰り返す声や笑い声や歌声、それにダンスの音楽が町中に溢れました。
新しい一年が始まったばかりのこの町へ、馬車がやって来ます。
乗っているのは、全部で十二人でした。
馬車は、町の門の前で止まります。
「やあ、おはよう。」
馬車の中から紳士が、町の番人に声をかけました。
「おはようございます。皆さん、旅券をお持ちですか?町に入るには、旅券を見せていただく決まりになっています。」
番兵がそういって馬車のドアを開けると、皮のコートを着た紳士が降りてきました。
「もちろん持っていますよ。ぼくはあなたに新しい朝をあげましょう。ぼくはね、金貨や銀貨、ダンスパーティや贈り物を人にあげるのが好きなんです。でも、あげられるのは三十一回だけですよ。だって、ぼくにはそれしか夜がないのです。あ、失礼。申し遅れました、ぼくは一月というものです。」
很久以前,一个万籁俱寂的夜晚。
美丽的星星好像也被冻住似的,非常非常寒冷。
“咚!咚!咚!”
宣告十二点到来的钟声响彻整个城市。
“砰——!砰——!”
烟花升空。
有人打开了窗户。
“新年到了!”
于是人们纷纷打开窗户,大人小孩欢笑着互致新年问候。
接下来城里充满了干杯声,笑声,歌声,还有跳舞的声音。
一辆马车驶向这座刚刚迎来新年的城市。
车上一共坐着十二个人。
“啊,早上好!”
马车上的一位绅士对守门人说。
“早安!各位,你们有护照吗?我们这里规定进城时必须要出示护照。”
守门人说着打开马车的门,下来的是一位穿着皮大衣的绅士。
“当然有啊!我就是给你新年第一个早晨的人。我喜欢把金币银币送给人们,我还喜欢举行舞会,分发礼物。不过只有三十一次,再多的夜晚我可没有了。啊,对不起,忘了自我介绍了,我的名字叫一月。”
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