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【双语阅读】【恋空】第二十八回

时间:2011-05-19 13:32:21  来源:可可日语  作者:Anna

在日本的这部叫做【恋空】的手机小说
这是一部感动1200万人的小说。

2006年10月7日,【恋空】正式出版,一个月内就卖出了一百万部,在当年度的文艺类书籍销量榜上位列第三。手机小说竟然挤入排行榜,与名作家的书分庭抗礼,这给日本出版界带来了重重一击。目前,【恋空】的销量已经打破140万,它成了社会的一大热点,被看作是改变小说界传统运作模式的传奇作品。

今天我们将继续阅读【恋空】。

第一页  日语原文

第二页 中文翻译作品

【日语原文】
 

手術から 5 日後の
12 月 30 日。

今日は 手術後の検査日。

普通検査は手術から一週間後にするはずな のだが明後日から正月ということもありこ の日にしてもらったのだ。

ヒロと病院へ行った。 受付をして、
診察室に呼ばれ診察台に乗る。

冷たい器具を入れられるのは大分慣れてき た…。

診察台の横にあるモニターを見て、

もう赤ちゃんがいないことを実感する。

診察室に戻り、 医者の言葉を待った。

「異常はないですね。大丈夫です。」 とりあえず
胸を撫でおろす。

「しかし…」

「えっ??」


もしかしたらこれからは赤ちゃんができ にくいかもしれないですね…」

「………それって…」

「絶対できないわけじゃありません。ただ、 できにくくはなってしまうかもしれません ね…」

「それって流産したからですか?!」


「できる方法はたくさんあります。大丈夫 です。もっと詳しく検査したほうがいいと 思います。明日病院に来てもらえますか?」

「わかりました……」

できにくいって?? もう赤ちゃん できないの??

流産したら次から流産しやすくなるって聞 いたことあるけどそれが原因??

会計をして医者の衝撃的な言葉を思い出し ふらふらしながら帰ろうとした時、 一人の看護士に呼び止められた。

「これね、あなたのお母さんから預かった ものなんだ。お母さんはどうしたらいいか わからなかったみたいでね、私が預かった の。どうしようかなぁと思って…本当は処分 しなきゃならないんだけどどうしてもでき なくて…」

差し出したのは 二枚の写真。

赤ちゃんの、 エコー写真。
「まだ生きていた時の写真だよ!」 そっと
写真を受け取った。

「…ください……」

二枚の赤ちゃんの写真。 白黒だけど、
形ははっきりしている。

写真の中には、 小さい文字で何か書かれていた。

【’00/12/09*17:08:18】

…きっと 12 月 19 日 17 時 08 分 18 秒に この赤ちゃんの写真が撮られたんだ。

【’01/07/16】

…7 月 16 日が 産まれる予定日だったのかな。

【7 ㎜】


…赤ちゃんの大きさが

7 ㎜だったのかな??

小さいね。 そんな小さい体で生きてくれてたんだね。

写真を握りしめて ヒロのもとへ走った。

赤ちゃんが生きていた頃の写真を握りしめ て…。

荒い息のままヒロに写真を手渡すと、 ヒロは写真をじっと見つめたまま受け取っ た。

「この写真…」

「うんっ………」

「…俺らの赤ちゃん?」

「そうだよ!!」

「ちっちぇーな。美嘉に似てちびっこじゃ ねぇ?きっとかわいかったんだろうな…」

ヒロは下を向き、 写真の上にポツリと涙を落とした。

「手袋はめさせてやりたかったな…」

本当はね、 もう赤ちゃん出来ないかもしれないって言 われちゃった。

でも、 今は言わないほうがいいよね…。

「またいつか産まれる二人の赤ちゃんを、 この子の分まで幸せにしてあげようね…!!」

ヒロは下を向いたまま、大きくうなずいた。


次の日。

12 月 31 日、 今日は大晦日。

お昼にヒロと 待ち合わせをしている。

水子の供養に行くのだ。
病院へは行かない。 もう赤ちゃんが
出来ないかもしれない…


結果を聞くのが怖い。


「…かもしれない」ならまだ望みはあるか ら。

ちゃんとした結果を知りたくないから病院 へは行かなかったし、 誰にも相談しなかった。

インターネットで水子供養をしてくれるお 寺を調べ二人で行くことに決めた。

列車に乗って 予約した時間にお寺を訪れた。

お坊さんが優しく中に案内してくれて、 座布団に座りながら流産したことを伝え る。

供養は終わり、 お坊さんは話し始めた。

「赤ちゃんは女の子だったみたいですね。 亡くなった赤ちゃんのことは、ずっと忘れ

ないであげて下さいね。それが赤ちゃんに とっては1番の供養なんですよ」

正座をしたまま おそるおそる質問する。

「赤ちゃんは、天国に行けますか??」

お坊さんは 優しく笑って答えた。

「大丈夫ですよ。赤ちゃんはちゃんと天国 に行きます。あなた達を怒ったりはしてい ません。またいつか、あなた達の所へ戻っ て来てくれますよ」

美嘉とヒロは涙目のまま顔を見合わせ、 お坊さんに何度もお礼を言ってお寺を出 た。


帰り道…
「赤ちゃん、女の子だったんだなー」 寂しげに言うヒロ。

「うん……」

「場所決めて、毎年クリスマスにお参り行 かねぇ?そしたら赤ちゃん喜んでくれるか もな…」

「それいいね!!でも、どこにする??」

「そうだな~俺らが出会った場所が学校だ から、学校近くに公園あったよな。そこに しねぇ?」

「うんっ、いいよ!!」 コンビニで小さい花を買い学校近くの公園
へと向かう。

「ここいいんじゃね?」

ヒロは公園のはじっこにある花壇を指さし た。
「うん!!」 花壇に花を置き、
手を合わせる。

赤ちゃん… 産んであげられなくて
ごめんなさい。

小さい体で一生懸命生きてくれていたね。

また… またいつか
会えるよね??

少しの間でも生きてくれてありがとう…。

「またいつか産まれて来いよー!」 空に向かって大声で
叫ぶヒロ。

「産まれて来てね!!」 美嘉もヒロのマネをして空に叫んだ。

「そしてこの公園で、パパとママと三人で 遊ぼうなー!」


「遊ぼうねっ!!」

「マネっ子美嘉~!」 ヒロは美嘉の頭を
軽く叩いた。

「美嘉、また来年ここに来ような。」

「来年~?毎年だよ!!来年も再来年もずっ とずっとずーっと二人で来るの!!」
「ははっ、そうだな!」 少しだけ、
大人になれたかもしれないね。


二人は、 隣に並んだまま新しい道を歩き始めた。

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