您现在的位置:首页 > 双语阅读 > 小说与诗集 > 恋空 > 正文

【双语阅读】【恋空】第四十七回

时间:2011-06-16 16:41:08  来源:可可日语  作者:Anna

在日本的这部叫做【恋空】的手机小说,是一部感动1200万人的小说。

2006年10月7日,【恋空】正式出版,一个月内就卖出了一百万部,在当年度的文艺类书籍销量榜上位列第三。手机小说竟然挤入排行榜,与名作家的书分庭抗礼,这给日本出版界带来了重重一击。目前,【恋空】的销量已经打破140万,它成了社会的一大热点,被看作是改变小说界传统运作模式的传奇作品。

我们已经读了这么久,大家喜欢这部小说吗?

请伴随着优美的电影原声音乐,继续和美嘉一起,度过一段不可思议的青春时光吧。

第一页  日语原文

第二页 中文翻译作品

【日语原文】

 

 

━12 月…。 雪がちらちら降る。

四人はクリスマスの話題で盛り上がってい た。

「クリスマス近いね」 シンタロウに
甘く微笑みかけるイス?ミ。


「お前らはラブラブクリスマスか~」


「うらやましっ」

美嘉とヤマトは 嫉妬の目で二人を見る。

「みんなで?リスマスパー?ィやんねぇ?ワイワイ したほうが楽しいし。俺バイトの先輩呼ぶ から」

「「大賛成」」

シンタロウのナイスな提案に 三人は声を揃えて立ち上がった。

この?リスマスパー?ィで 美嘉の第二の人生が始まる。

クリスマスの前には 期末テスト。

大健闘もむなしく、 結果は散々だ。

数学のテストを受け取って席に着いた時、 席替えをして前の席になったヤマトが振り向 いた。
「何点だった~!?」 ヤマトの行動に
予想する美嘉。

点数を聞いてくるあたりヤマトは良くなかっ たんだな…と。
「ヤマトが先教えてくれたら教えまぁ~す」 ヤマトは美嘉の予想とは逆に自信満々の笑み
を浮かべた。

「100-32 点だぜ!」

100-32 点…68 点。
68 点!?
「美嘉は?」 辺りを見回し
しぶしぶ答える。
「1+2+3+10 点…」 ヤマトはプッと吹き出しチョップで頭を叩い
た。

「ばーかでも俺歴史それより低かった し!」

「30 点以下は今日から補習だからな~」 タイミングがいい先生の言葉。
案の定美嘉は補習だ。

もうすぐクリスマスなのに。 冬休みなのに…。

今日最後の 授業が終わる。
「補習頑張れよ~。俺はデートだけどな」 嫌みなシンタロウ。


「ほっとけぇ!!」
「頑張れ~」 優しいイス?ミ。


「は~い、頑張るっ。じゃあまた明日ねぇ」

別れを告げ 補習がある教室へと向かった。

出来るだけ後ろの席に座るため教室の後ろ のドアを開ける。
ガララララ ガラーンとした教室。
一番窓側の真ん中あたりの席に見えた眩し いくらいの金髪。

あの後ろ姿は、 ヒロだ。

一年間一緒に いたんだもん。 間違えるはずがない。

ヒロにバレないよう 廊下側の後ろの席に座った。

まさか ヒロも補習だとは…。

先生が来た。

補習始めるぞ~!1、2、3、4、5…あれ、 一人足りないな。高田アヤ。高田休みか~?」

アヤ… アヤも補習なんだ。

今日はサボりかな。

「高田アヤは今日休みか?学校に来てた か?」
先生が美嘉のほうを見て言うので生徒がこ っちを注目する。

先生のバカッ! ヒロにバレないようにしてたのに。 バレたかも…。

「学校には来てました~でもわかりませ~ ん」

どうせバレたのなら… と開き直る。
「そうか~」 頷く先生に
質問を投げ掛けた。
「先生~補習っていつまで??」 先生は手に持つ紙を
じっと見つめる。

「冬休み前までだからな~、24 日までだ!」

「え~そんなにあるの?!嫌だぁぁ~」

「頑張れ!頑張れば早く帰らせてやるから な!」

補習を受けていた時…

ゴツッ


何かが飛んできて頭に当たり、 その何かが反動で床に落ちた。

白く丸まった…紙。 何これ。
顔を上げて紙が飛んできた方向に目をやる と、
感じたのはヒロの視線。

ヒロはジェスチャーをしている。 そのジェスチャーの意味はおそらく
“その紙を拾え”…だ。

紙を拾い ゆっくりと広げる。

紙に書かれた 小さな文字。

【美嘉、なんか変わったな!】

…変わった?? 何が??

それが良い意味か悪い意味かはわからな い。

でもヒロが別れてから初めてくれたメッセ
ージ。

単純かもしれないけど、手紙で“美嘉”と 呼んでくれたのが嬉しかった。

ヒロに向かってあっかんべーをすると、 ヒロはあの頃と変わらないあどけない笑顔 で笑っていた。

補習が終わり教室に忘れ物を取り玄関に行 った時…

玄関の前で話しをしているヒロとミヤビの 姿。

反射的に 靴箱の陰に隠れる。

なんで 隠れてるんだろ…

身動きが出来ないまま、二人の会話がリア ルに耳に入ってくる。

「弘樹補習お疲れ!」 甘えたミヤビの声。

「おー待ってたのか?寒かったろ」

「寒かった!嘘~」

「これ~してやる!」
「やだぁやめてよ!キャハハハ!」 姿は見えないけれど、
情景はわかる。

その場から 動けなかった。

こんな時に… どうしてだろう。

ヒロに出会ったこと レイプされたこと 元カノに嫌がらせされたこと 手首を切ったこと。

妊娠したこと 流産して
抱き合って泣いたこと 川原に行ったこと。

最後のデート 別れの言葉 去ってく後ろ姿。

ヒロが名前を呼ぶ声 ヒロの大きい手 ヒロのやわらかい髪 ヒロの温かい唇。

楽しかったこと 悲しかったこと。

全て…。 全てを
思い出している。

ヒロのこと 恨んだりなんかしない。

今でも好きだよ。 大好きだよ。

でももうヒロの目に 美嘉は映らないんだ。

流した涙は 無駄じゃなかったよね?

ヒロはどんどん前に進んでるのに 美嘉は立ち止まったまま進めずにいた。

別れは確かに辛いこと。でも、他の人と出 会えるチャンスでもあるんだ。

ヒロのお姉ちゃんが言っていたようにもし 運命があるなら またいつかどこかで会えるよ。

大好きだった人の 幸せを願う。

そう決めた…。 唇をぎゅっと噛み締めたのは、
決心をしたから。
ヒロとミヤビにゆっくり近づき、 精一杯の笑顔で言った。

「ヒロ、ミヤビ
………幸せにねっ!!」

この言葉が本音なのか。今はわからない。 返事を聞かず
真っ直ぐ歩き出した。


もう、 絶対に後ろを振り向きはしない。

立ち止まらない。 迷わない。 夢見ない。
うまく 笑えてたかな?

声 震えてなかったよね?

美嘉 頑張ったよね?

強く握り締めていたせいか汗でしめった白 い紙を…
ヒロからのメッセージを… 強い決意を胸に 雪の中へ投げつけた。

「そろそろ恋 したいなぁ」

み上げる想いに 空を見上げる。

雲が流れー…

ヒロと別れた日も、 こんなふうに流れていたっけ。

 

でもあの頃とは違う。 確実に進み始めてる。
この空は今もヒロと繋がっているけど… あの日遠くなってゆく背中を追い掛けなか
った自分を
笑顔で大好きな人の幸せを願った自分を いつか誇りに
思えるように…。

大好きな人 幸せになれますように。

たくさんの日々を ありがとう。

この日を最後に 新しい恋を見つける決意をした。

上一页 [1] [2] 下一页

相关阅读

文章总排行

本月文章排行

无觅相关文章插件,快速提升流量