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【双语阅读】【恋空】第七十七回

时间:2011-08-02 16:40:54  来源:可可日语  作者:Anna

在日本的这部叫做【恋空】的手机小说,是一部感动1200万人的小说。

2006年10月7日,【恋空】正式出版,一个月内就卖出了一百万部,在当年度的文艺类书籍销量榜上位列第三。手机小说竟然挤入排行榜,与名作家的书分庭抗礼,这给日本出版界带来了重重一击。目前,【恋空】的销量已经打破140万,它成了社会的一大热点,被看作是改变小说界传统运作模式的传奇作品。

我们已经读了这么久,大家喜欢这部小说吗?

请伴随着优美的电影原声音乐,继续和美嘉一起,度过一段不可思议的青春时光吧。

第一页  日语原文

第二页 中文翻译作品

【日语原文】

入場と同様、 吹奏楽に合わせ担任の先生に続き出席番号 順に退場していく。

出席番号の早い号泣しているヤマトとすれ違 った時頭をコツンと叩かれた。

「バカ美嘉~泣きすぎ↑↑」
「……ヤマトこそ泣いてんじゃんっ!!」 通り過ぎるヤマトに聞こえるよう大声で叫ぶ
と ヤマトは振り向き自分の涙を拭いながら言っ た。

「うるせ↑ばーか↑」

退場する時は保護者席の間を通る。 その時ちょうど通路側に座っていたお父さ んに手紙を渡した。

実は昨日の夜、 家族に向けて手紙を書いたのだ。
卒業出来たのは家族の支えがあったから。 だけど今さら口でお礼を言うのはちょっと
気恥ずかしいものがある。
だから手紙を書いた。 いつ渡そうとか決めてはいなかったし、
渡すタイミングがあればその時に渡すつも りだったけど…

ちょうど退場するとき座ってる席を見つけ ることが出来たから…

今渡すことにした。
「これ、手紙書いたから!!」

父さんとお母さんから目をそらしながら 手紙を渡し、 返事を待たずに教室へと歩き出した。

【お父さん.お母さん.お姉ちゃんへ。 美嘉はやっと卒業することができました。 お父さん…学校送り迎えしてくれてありが とう!お母さん…毎日お弁当作ってくれてあ りがとう!お姉ちゃん…悩んだ時話聞いてく れてありがとう!みんなに支えられて無事 卒業することができました。 感謝しています!
みんな大好き美嘉】

あの手紙を読みながら、どんな顔するか な…?

高校に入って 反抗期の時もあった。

毎日喧嘩したりした時もあったけど… 本当に感謝してるよ。

そんな事を考えながら、教室に戻り席に着 いた。

先生が来て、 ざわめいた教室は一気に静かになる。

「これから一人一人に卒業証書手渡すか ら、呼ばれたら前に出て来い。」

さっきノゾムが代表で受け取った卒業証書 が、
一人ずつに手渡されていく。

先生は生徒一人一人に何か言葉をかけ、 証書を手渡していった。

「次は、美嘉。」

席を立ち 教卓の前へ行く。

「美嘉は頑張りやさんだったな。辛いこと もあったと思うが、よく頑張った。大学に 行っても頑張るんだぞ。卒業おめでとう。」

先生は美嘉の頭をポンッと叩き、 卒業証書を差し出した。

卒業証書を 先生の手から受け取る。

「先生、三年間あ…りがとうごじゃいまし た…」
涙と鼻水で顔も声もぐちゃぐちゃだ。 中学校の卒業式も泣いたけど…
ここまでは泣かなかったなぁ。

卒業証書がクラス全員の手に渡った時、 先生は言った。

「チャイム鳴るまで自由にしてていいぞ。 他のクラスにも行っていいし」

廊下が 一気にうるさくなる。

みんな他のクラスに移動して写真を撮った りしているみたいだ。

「メッセージ書いて」 イス?ミが卒業アルバムの最後にある白いペー
ジを 開いて差し出した。

「あっ、イス?ミも書いてぇ!!」
机の中からアルバムを取り出し、 イス?ミと同様白いページを開いてイス?ミに差し 出す。

ペンを出し、 メッセージを書いた。
【イス?ミ、卒業しても友達だからね!!美嘉】 ありきたりの言葉だ。
本当はもっとたくさん言いたいことがある よ。

感謝すること、 伝えたいことがたくさんある。

だけどこんな小さなスペースじゃ 書ききれないんだ。

「イス?ミ出来た~!!」
「ありがとシンタロウ達にも書いてもらおう!」 アルバムを抱え、
シンタロウとヤマトのもとへ向かった。

「シンタロウ~ヤマト~メッセージ書いて」 教室中に響く大声で叫ぶイス?ミ。
「いいよ~」

「仕方ねぇな~↑」

美嘉も二人に向かって アルバムを渡した。

「仲間に入れてぇ」

割り込むアヤ。

「あっ、アヤも後でメッセージ書いてね!!」 美嘉の頼みに
アヤは嬉しそうに頷いた。
「ほら、書けたぞ。」 シンタロウからアルバムを受け取り、
それをアヤに渡す。

アヤはメッセージを書きながら小さい声で呟 いた。

あとでノゾムに話かける時、ついて来ても らっていいかなぁ…?」
不安げなアヤの顔。 その不安をどうにか取り除いてあげたいと
思い、舌を出して指で○を作ってみせた。

「はい、完成~」 みんなが書いてくれた
メッセージ。

【美嘉は本当に大好きで大切な親友だよ! これからもずっとずっと末長くヨロシク ね!イス?ミ

卒業おめでとう。大学でも頑張ろうな!  シン タロウ

バーカアーオチービ!よく頑張ったな!  ヤマ

美嘉ぁぁぁ三年間ありがとう!!大学でもよ ろしくねぇ☆アヤ】

イス?ミからのメッセージが滲んでいる。

…涙かな??

アルバムをケースにしまい、 大切に大切に抱きしめた

…そういえば。

“メッセージ” って言葉を聞いて思い出したことがある。

立ち上がり、 教室を出た。

「美嘉どこ行くの!?」

「すぐ戻るね!!」

この前マフラーを取りに学校に来た時、 図書室の黒板に書いたあのメッセージ。

なんとなく 気になったんだ。

見に行かなきゃいけないような気がした の。

もう、 あそこに行くことはないから…。

図書室のドアに 手をかける。

遠くの教室や廊下はざわざわしているのに ここだけは静かだ。

なんでだろう 胸がドキドキしている…

ガラララ

ゆっくりと ドアを開けた。

「……眩しい」 窓から差し込む眩しい光に目を閉じる。 黒板にちょうどよく光が当たって、
黒板の文字が見えない。

少しずつ黒板に近寄り、手で眩しい光を覆 った。

【君は幸せでしたか?】 この前書いた
メッセージ。

その下に小さく白いチョークで書かれた文 字。

【とても幸せでした。】 誰が書いたのかはわからない。

ヒロじゃないかもしれない。

だけど書いてある。

“とても幸せでした” そう書いてあるよ…。
キーンコーン

チャイムの音が耳に響き体がビクッとす る。

これを書いてくれたのが例えヒロじゃなく ても、それでもいい…。

 

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