【双语阅读】【恋空】第八十二回
在日本的这部叫做【恋空】的手机小说,是一部感动1200万人的小说。 2006年10月7日,【恋空】正式出版,一个月内就卖出了一百万部,在当年度的文艺类书籍销量榜上位列第三。手机小说竟然挤入排行榜,与名作家的书分庭抗礼,这给日本出版界带来了重重一击。目前,【恋空】的销量已经打破140万,它成了社会的一大热点,被看作是改变小说界传统运作模式的传奇作品。 我们已经读了这么久,大家喜欢这部小说吗? 请伴随着优美的电影原声音乐,继续和美嘉一起,度过一段不可思议的青春时光吧。
第一页 日语原文 【日语原文】 |
明日は 大学の入学式。
今日は優と?ンちゃんとアヤに、
一人暮らしをする部屋への引越しを手伝っ てもらっていた。
「美嘉~テレビここでええの?」
「あっ、窓側に置いておいてぇ~」
家電などの重いものは優と?ンちゃんが運 び、
雑貨などの軽いものは美嘉とアヤが車から運 び出す
とりあえずだいたいの荷物を部屋に運び終 えた。
後はダンボールから荷物を出し整理するだ け…。
それは焦らず、 ゆっくりやろうっと!!
一先ず落ち着き、
ダンボールに囲まれた部屋でくつろいでい ると
?ンちゃんが近くにあった卒業アルバムを手 に取った。
「これって卒アル?見せて見せて~」
「俺も見たい!」 隣にいた優も覗き込む。
「あたしの写真見ないでよね!」
「美嘉のもダメ~!!」
アヤと美嘉も一緒になって卒業アルバムを覗 き込んだ。
ページをぺらぺらとめくる?ンちゃん。
そして開いたのは 例のページ。
美嘉とヒロとノゾムとアヤが四人でうつってい る写真が載っている
あのページ。
美嘉とアヤは目を合わせ、
そしておそらく心の中で同じことを祈って いた。
“何も突っ込まれませんように…“ そんな願いもむなしく…
?ンちゃんはその写真を指さした。
「え~もしかしてアヤの元彼?」 気まずそうに答えるアヤ。
「…そうだけど」
美嘉も優に聞かれたらどうしよう。 何て答えたらいいんだろう。
しかし優はその写真をじっと見つめたま ま、
何も聞いてこようとはしない。
不謹慎ながらも胸を撫でおろす。 早く違うページを開かなきゃ!!
そんな安心もつかの間…
「じゃあもう一人は美嘉ちゃんの元彼?」
悪びれもなく聞く?ンちゃん。 一瞬時が止まる。
?ンちゃんは美嘉が元彼に未練があったこと など知るはずもないし、
しょうがないけど…
悪くないのはわかっているけど、
笑顔でデリカシーのない質問をする?ンちゃ んに少し憎しみを感じる。
?ンちゃんのばかぁ!!
「…あ、次のページにあたし載ってるよ!」 アヤは話を変え、
次のページを開いた。
美嘉に向かって軽くウィンクをするアヤ。 助かった…。
優はその後も何も言わずただアルバムを見 ていた
「明日入学式でね~」
「遅刻するなよ!」
「ありがと!明日ねっ!!」
部屋から出て 車に乗った三人を見送った。
美嘉は一人部屋に戻り、荷物の整理を始め た。
今日中に終わらせるのは無理かも…。 とりあえず寝床だけは確保しなきゃね!!
この部屋のお気に入りは調節ができるダウ ンライトに白い床。
そして赤い扉。
始めての一人暮らし。 自分だけの部屋があるってなんか不思議。
ダンボールから家族で撮った写真を取り出 し、
壁に貼り付けた。
明日は大学の入学式… 楽しい大学生活を勝手に想像し、
そのまま眠りについた。
ジリリリリリ
うるさい目覚ましの音。 この目覚まし時計、
優からもらった引越し祝い。
これからはお母さんが起こしてくれるわけ ではない。
頼るは目覚まし時計のみ…。 優は寝起きの悪い美嘉のために、
大きい音がでる目覚まし時計を買ってくれ たんだ
入学式で緊張してるということもあり、 目覚ましがなった瞬間に飛び起きた。
いつもと違う部屋の風景にとまどいながら も
顔を洗い目玉焼きを焼いて食べる。
「今日はいい天気だぁ~!!」 南向きの窓からは眩しい朝日。
今日は一日中快晴でしょう』
テレビの中のニュースキャスターのお姉さ んが言った。
初めて着るパリパリとしたスーツに袖を通 す。
スーツは大学の制服みたいなものだ。 スーツを着ると、
なぜか大人になれたような気分になってし まう。
大人っぽく変身した自分を想像しながら、 寝室に置いた等身大の鏡の前に立った。
…絶句。
童顔にスーツが全くと言っていいほど似合 っていない。
それどころか最近染めたばかりの金髪に近 い茶髪のせいで、
オステスのようだ…。
そんな自分の姿にため息をつき、 メイクを始める。
歯を磨いて、 髪をセットすれば準備は Ok!!
気合いを入れてコロンなんかつけちゃった りして…。
そんなことをしているうちに入学式の時間 は迫り
美嘉は急いで家を飛び出した。
入学式の会場であるオテルみたいな会館の 前に到着すると、
アヤに電話をかけた。
『今どこ??』
『玄関の前にいるよ』 玄関まで走ると、
みんなはすでに集合している。
長身で黒ぶち眼鏡のシンタロウはなぜか妙にス
ーツが似合っていて、
最近高校を卒業したとは思えないくらい大 人びて見えた。
ギャル男から大分落ち着いたちょいギャル 男のヤマトは、 やはりどう見てもオストにしか見えない…。
お姉系でちょっと派手なアヤは、 美嘉と同様オステスみたいだ。
イス?ミがスーツ着たら絶対似合うだろう な~…
イス?ミがここにいないことを少しだけ寂しく 思いながら、
会場へと入った。
それぞれ学籍番号順に席が決まっているた め、
案の定みんなはバラバラ
仕方なく指定の席に座っていると、 隣に誰かが座った。
きつい香水のかおり。 ちらっと見ると、 ものすごいギャル…。
髪は金髪と言うよりシルバーで、
ピンクの花みたいのを髪に二つつけてい る。
顔黒で、
つけまつげをつけているのか目のまわりは 真っ黒
唇を白く塗っていて、
黄色でキラキラとしたつけ爪が光ってい た。
この表現でどれくらいのギャルなのか、 伝わっただろうか…。
これは見て見ぬフリに限る。 今までたくさんのギャルを見て来たけど、
ここまで本格的なギャルは初めてだ。
何年か前に雑誌でよく見たことあるけど、 まさかこんな身近にいるとは…。
ギャルは別に嫌いではない。 どっちかと言うと美嘉もギャルだし。
でもあまりに派手な子はなんとなく性格が 悪そうなイメージがある。
あくまでイメージだけど…。 その時携帯電話がポケットで振動した。
着信:イス?ミ
イス?ミからだ。 出たいけど、
もうすぐ式が始まってしまう。 後でかけ直そう…
そう思い携帯電話をポケットにしまおうと した時…
「あ~!それウタと同じ機種ぢゃねえ~!??!」 隣のギャルが美嘉の携帯を指さす。
そして自分のポケットからストラップが大 量についた携帯を取り出し、 美嘉の携帯の横に並べた
「ほらぁ~やっぱりぃ!!!!!同じ機種ぢゃ~ ん仲間仲間ぁ~!!!!!」
一人盛り上がるギャル。愛想笑いをする美 嘉。
「ぢゃあ~同じ機種ってことでぇ~ダチに なんない~??????名前はぁ~?あたしウタ変 わった名前でしょ!?ポエムの詩って書いてウ タだからぁ~!そっちはぁ?」
なんとなく、
理由はないけど悪い子じゃないような気が したんだ。
うまくは言えないけど、同じようなオーラ を持っている。
そんな気がして…
「美嘉だよっ!!よろしく」 ウタはニッと笑いながら、
携帯を開いた。
「Ok~美嘉ね~!!!!!今日からマブダチね連 絡先交換しよぉ~!!!!」
ウタもなんとなく美嘉に同じようなオーラを 感じていたのかもしれないと、今となって は思う。
ウタと連絡先を交換し、 式は始まる。
学長の話、 校歌などつまらない式…
一時間くらいで式は終わり、
式に参加したみんなは一斉に立ち上がっ た。
「美嘉ぁ~、メールとかするからぁ!!!!!まっ たねぇ~」
ウタはハスキーな声でそう叫び、 どこかへいなくなってしまった。
美嘉は再びアヤと合流。
「大学の学食食べに行こうよ」 アヤの提案で大学へ向かうことにした。
大学に向かう途中、 イス?ミに電話をかける。 さっき出れなかったから
(音乐)
『もしも~し!』 電話を待ってた様子のイス?ミ。
『もしもし?ごめんね。入学式だったの!!』
『私こそごめん!今から大学まで遊びに行 ってもいい!?』
『えっ、いいよいいよ今アヤとちょうど大学 向かってるとこだし!!』
『良かったぁ~じゃあ正門で待ち合わせ ね!』
そして電話を切り、 美嘉は小走りで走った。
「なんで走るの!?」 驚いて目を見開くアヤ。
「イス?ミが大学来るって!!正門前で待ち合わ せ~」
「イス?ミちゃんに会うの久しぶりだね。あた しも走る~」
アヤも続けて小走りした。
正門前にはイス?ミが立っている。
「イス?ミ~」 美嘉とアヤが正門へ駆け寄ると、
イス?ミが笑顔で振り向いた
「久しぶり!スーツ着てる!入学式だもん ね」
久しぶりに再会した三人は学食へと向かっ た。
大学の学食はメニューが多く、 なんと言っても安い!!
三人はラーメンを頼み、席についた。
「イス?ミは今日資格の学校休み??」 美嘉がラーメンをすすりながら聞く。
「今日は午前で終わり~」 イス?ミはスープをすすりながら答えた。
「え!?イス?ミちゃん学校行ってるの!?知 らなかったぁ~!どこの学校?」
アヤがラーメンを食べる手を止め、 興奮気味に問う。
アヤはイス?ミがオームヘルパーの資格とりたい からわざと大学落ちたなんて知らないん だ。
やばかったかな…??
イス?ミは落ち着いた様子で答えた。
「資格とるための学校だよん!」
「へ~そうなんだぁ☆」
アヤはそれ以上は聞かずに納得。 不安が取り除かれる。
その時突然目の前が真っ暗になった。 それと同時に聞こえるイス?ミとアヤの笑い声。
「だ~れだ?」 その言葉でようやく状況を理解。
誰かが後ろから手で目隠ししているんだ と…。
この低い声…
「優!優でしょっ!?」
目隠しする手を離し、 後ろを振り向く。
なんと?ンちゃんだ。
「彼氏の名前間違えるなんてヒドイな~!」 テーブルの陰から優が笑いながら出て来
て、 立ち上がった。
騙すとかありえない~!!」 持っていた箸で優の指を刺す。
「あいたたた!悪かった悪かった」
学校で優とこんなふうに仲良く出来るなん て…
なんか夢のようだ。
これからもずっとずっと続くといいな。 K 大学を受験して、
本当に良かった!!
ご飯を食べ終わり、 サークル会館へ行くことにした。
前に一度見学した
“旅行サークル”に入る予定!!
旅行好きだし 優もいるしね!!
大学生ではないイス?ミも、一緒に旅行サーク ルに入ることになった。
正式な手続きをするために部室に行く。
「失礼しま~す!!」
前に一度ここに来た時はまだ制服で…緊張 してなかなか部室に入れなかったっけ。
でも、もうれっきとした K 大学生
そう思うと自信が持て、堂々と部室に入る ことが出来た。
なんと部室にはすでにシンタロウとヤマトがいて ちゃっかり手続きをしている。
行動が早い…。
「シンタロウとヤマトにもさっき偶然会ってな。部 室に連れて来たんやで」
シンタロウとヤマトも 偶然優と?ンちゃんに遭遇したんだ。
大学って言ったってかなり広いのに、 よく偶然遭遇したな…。
くだらないことに感心しながら靴をぬいで 部室に入った。
ミドリさんが美嘉に向かって軽く頭を下げ る。
ミドリさんとは前に連絡先を交換したけど、 一度も連絡をとったことはない。
軽く頭を下げ返し、 サークルに入る正式な手続きをした。
手続きは終わり、晴れて
“旅行サークル”の一員になることが出来 た。
旅行サークルのメンバーは 35 人くらいい る。
今日たまたま部室にいた 9 人の人達に軽く 自己紹介などをし、
外が暗くなるまで話をしていた。
帰りは優に送ってもらい今日一日の疲れか らかスーツも脱がないままベットへダイ ブ。
その時ポケットで携帯電話が震えた。
メール受信:ミドリさん 一旦ベッドに横になった体を起こし
受信 BOX を開く。
《入学おめでと(^^)》
あまりに普通の内容に、再びベッドに倒れ 込んだ
携帯を手に取り、 カチカチと返事を打つ。
送信:ミドリさん
《ありがとうございまぁす(>_<)》 これで終わりかと思っていた。
しかしミドリさんからのメールはまだまだ続 く。
受信:ミドリさん
《美嘉ちゃんは優とうまくいってるの?》
そう言えば、 ミドリさんて優のこと好きっポイんだ…。
こんな時、 なんて返したらいいのかな?
《ラブラブです》って返したらイヤミっぽ いし
《うまくいってません…》なんて送ったらチ
ャンスだと思われるかもしれない…。
頭を抱えて悩んだが、 考えるのが面倒になり 曖昧な言葉で返事をした
送信:ミドリさん
《まぁまぁです(^^)》
それでもミドリさんはめげずにメールを送っ てくる
受信:ミドリさん
《私は今好きな人がいるんだよね(0_0)》
好きな人って、 きっと優のことだよね…
嫌な予感がする。
せっかく楽しい大学生活が始まったばかり なのに
サークルの先輩とライバルになるなんて…
また面倒なことになりそうだ。 送信:ミドリさん
《そうですか(*_*)》
嫌な予感をなんとなく察しながら、 そっけなく返すことにした。
ミドリさんは何がしたいんだろう…。
なんで好きな人がいるとか美嘉にそんなこ と言ってくるの??
全ては次に来るミドリさんからのメールでわ かるような気がして、 携帯電話を強く握りしめた。
ブーブーブー
携帯電話のバイブが指先まで響く。
軽く深呼吸をし、 受信 BOX を開いた。
受信:ミドリさん
《私ね、?ンが好きなんだぁ。。。》
…?ン?
「?ンちゃん!?」 勢いよく起き上がり、
一人なのに大声をあげてしまった。
?ンちゃん!? アヤの彼氏の?ンちゃん?
ミドリさんの好きな人は優ではなくて?ンちゃ んだったの??
美嘉は一人で息を荒くしながら返信した。
送信:ミドリさん
《いつから好きなんですか!?!?》
返事が待ち遠しい。
早く!! 早く来いっ!!
しばらくメールは来なかった。
かなり眠たいけど、 寝るわけにはいかない。
何度も目をこすり、
何度もあくびをし必死で起きていると携帯 電話が鳴った。
受信:ミドリさん
《実はねアヤちゃんと?ンが付き合う前に、私 ?ンと付き合ってたんだ。
でも喧嘩して別れちゃって…別れてからも ずっと好きだったんだよね(:_;)》
ミドリさんと?ンちゃんが付き合ってた…?? じゃあミドリさんは?ンちゃんとアヤが付き合い
始めた時辛くなかったのかな??
今日もアヤと?ンちゃんが部室でイチャイチャ してるの見て、
苦しくなかったのかな…??
美嘉は高校の頃の自分を思い出していた。 ヒロと別れてヒロに新しい彼女が出来て、
それをずっと見て来た。
辛くて苦しくて、 悲しかった…。
美嘉はヒロを諦めた。 辛かったから…
ミドリさんはどうしてそこまで?ンちゃんを好 きでいられるのかな??
そんなことを思いながら眠りについた。
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