双语阅读:【青春小说连载】春の夢(1)
小说《春之梦》发表于上世纪80年代,描写的是一位大学生的生活。父亲欠债而死,大学生哲之就流浪、打工,偿还所欠的债务。一只被钉到木柱子上的蜥蜴还活着,一直陪伴着他。还有他的爱情生活也激励着他生活。经过一年的奋斗,终于走出阴暗的生活。
一(1)
夕暮れの道に桜の花びらが降ってきた。桜の木などどこにも見当たらない商店街のはずれだったので、井領哲之は、それが誰かのいたずらで、自分の体めがけて撒き散らされた小さな汚物みたいな気がして、頭上(ずじょう)のあちこちをかすかな怯えのまじった目であおいだ。
商店街からの一本道を行くと踏み切りがあった。踏み切りを渡ると、道が曲がりくねり始め、いつのまにか小さな川に沿って進んでいた。十分ばかり歩いたところで、川は右に曲がっていき、またまっすぐの道が前方の生駒山に向かって伸びていた。酒屋があり、雑草の生い茂った空地があり、店を閉めてもう何カ月もたったような喫茶店の看板が、冬に逆戻りしたみたい冷たい風にあおれて音をたてていた。そこからアパートまではまだ二十分もかかった。雑貨屋と床屋が並んでいるところを右に折れて、安普請の新興住宅が密集している一角に、井領哲之の借りたアパートが建っていた。彼は友人の運転してくれる小型トラックに荷物を積んで、いつさっき大阪の福島区から、この大東市のはずれのアパートに引越してきたばかりであった。アパートの持ち主は敷金と前払いの家賃と引き換えに部屋の鍵をくれた。荷物といっても古ぼけた座机がひとつ、小型テレビ、冷蔵庫、母が嫁入りの時に持ってきたという年代物の桐の箪笥、蒲団が一組、あとは自炊に最小限必要な食器やフライパンや鍋などで、トラックから二階の部屋に運ぶのに、十五分もかからなかった。友人は仕事があるからといってすぐに帰っていき、彼はアパートの持ち主の家に行って、電球はないのかと訊いた。
「前の人が出て行きはるとき、もって行きはりましてん。すんませんね」
- 相关热词搜索: 双语 阅读 连载
- 上一篇:走进日企:最怕上司的恶魔私语"下班一起去喝一杯?"
- 下一篇:【听日剧练听力】之《花样男子》 第5课
相关阅读
- 【图文双语】河津樱迎来盛开时节04-21
- 【恋空】双语阅读 第一回06-30
- 【双语阅读】【恋空】-第二回06-30
- 【双语阅读】【恋空】-第三回06-30
- 【双语阅读】【恋空】-第四回06-30
- 【双语阅读】【恋空】-第五回06-30