双语阅读:【青春小说连载】春の夢(3)
小说《春之梦》发表于上世纪80年代,描写的是一位大学生的生活。父亲欠债而死,大学生哲之就流浪、打工,偿还所欠的债务。一只被钉到木柱子上的蜥蜴还活着,一直陪伴着他。还有他的爱情生活也激励着他生活。经过一年的奋斗,终于走出阴暗的生活。
一 (3)
哲之は暗い部屋に帰り、畳の上に坐り込んで、仕方がない、とにかく家賃七千五百円だからなと思った。女主人は一万円を譲らなかったが、学生だから何とかしてくれと言う哲之の頼みで、しぶしぶ七千五百円にまけてくれたのである。建って十年以上たつ六畳一間の黴臭い部屋であった。
彼は部屋の中を見廻した。共同便所ではなく、ちゃんと部屋の奥に便所がついているだけ、まだましだなと思った。部屋の隅に座机を置き、その横の箪笥を並べた。蒲団を狭い押入れにしまい、台所に食器類の入ったダンボールをひとまず置くと、ペンチや釘や、カナヅチの入っている道具箱を出した。哲之は短い釘を探したが、部屋の中はもう真っ暗で、五センチ以上の釘しか見つからなかった。箪笥を少し働かして、座机との間に隙間を作ると、壁と壁との間に露出している四寸角の柱に手探りで釘を打った。彼は目見当で力一杯打ちつけた。部屋が揺れ、釘を打つ大きな音を響いた。哲之はその釘にテニス帽をかけて、暗闇のなかで煙草をすった。すると女主人がやって来た。
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