您现在的位置:首页 > 双语阅读 > 小说与诗集 > 春之梦 > 正文

双语阅读:【青春小说连载】春の夢(23)

时间:2011-11-15 13:43:19  来源:可可日语  作者:dodofly

  小说《春之梦》发表于上世纪80年代,描写的是一位大学生的生活。父亲欠债而死,大学生哲之就流浪、打工,偿还所欠的债务。一只被钉到木柱子上的蜥蜴还活着,一直陪伴着他。还有他的爱情生活也激励着他生活。经过一年的奋斗,终于走出阴暗的生活。

二(3)

    蜥蜴の敏捷な身のこなしを頭に書きながら、哲之は自分もなぜそこに蜥蜴がいたことに気づかなかったのかと思った。釘を打ったときのことを思い浮かべてみたが、固い柱に打ち付ける感触(かんしょく)だけが甦ってくるだけで、知らぬまに蜥蜴の体に釘を打ったというような気配は何ひとつ感じられなかったのである。かわいそうなことをしてしまった。哲之は暗い気持ちになって、いやという程セロテープを張りつけてある小皿を見上げ、
 
 「俺は、何か嫌いや言うて、爬虫類が一番嫌いなんや」

 と言った。目醒まし時計を見ると一時だった。哲之は手と顔を洗い、歯を磨いてパジャマに着換えた。ひどく疲れを感じた。明かりを消し、敷きっぱなしにしてあった蒲団にもぐり込んで目を瞑った。コップの酒を酔いはとうに醒めて寒気が襲ってきたが、彼は体を丸く縮めると、眠ろう、眠ろうと胸の内で何度も呟いた。やがてん眠りに落ちたが、すぐに目が覚めた。目を醒めましたとき、彼はほんの少ししか眠らなかったことに気づいた。べつに時計を見たわけではなく、頭の芯の痛みと体の重さが、眠りの短さと浅さを教えてくれたのである。彼は起き上がって豆電球を灯し、目醒まし時計に目をやった。一時間とちょっとしか眠っていなかった。蒲団にくるまったまま、哲之は、蜥蜴を覆っている木の小皿を見つめた。そこに、自由を奪われた小さな生き物がいると思った。ひどい目に逢わせたのはこの俺だ。哲之は知らなかったとはいえ、自分が蜥蜴に与えた苦しみに対して、深い懺悔の気持ちを抱いた。ひと思いに殺してやった方がいいのではなかろうか。何時間も、柱と小皿で密閉まれた闇の中で生かされたまま、やがて確実になくなっていく酸素を懸命に吸い込もうとしている蜥蜴の姿が脳裏にちらつき始めたのだった。パジャマの上にセーターを着ると、哲之は台所に行って、ガスレンジの栓をひねり、火をつけた。ストーブがなかったので、ガスレンジの火で部屋を暖めようと考えたのである。

    一边把蜥蜴敏捷的身体动作记忆在脑子里,哲之一边在想自己怎么也没注意到蜥蜴会那个地方。回想起在钉钉子时候的事情,当时只是感触到向那坚硬的柱子上钉钉子,不知不觉中怎么也没感触到是往蜥蜴的身体上钉钉子。竟做了一件这样可悲的事情,哲之的心情沉重起来,厌烦地用眼睛盯着胶带粘贴的小盒子说:

    “我,说起来讨厌什么呢?最讨厌爬行虫类了。”

    看了一下闹钟,已经是一点钟了。哲之洗了洗手和脸,刷了牙,换上了西式睡衣。他已感觉到非常的疲劳。关掉了灯,钻进了胡乱摆放的被窝里,合上了眼。那杯酒的醉意早就醒了,也感觉到寒气的袭来,他把身体缩成一团,在心中不停地喊着要睡觉、要睡觉。刚刚静下心来要睡着,突然又醒了。醒来的时候感觉到只是睡了一瞬间。也没有特意看闹钟,但脑子的疼痛和身体的沉重告知他,睡觉是很短的也很不踏实。他起床开亮了小灯泡,看了一眼闹钟。也只不过睡了一个小时。哲之裹在被窝里,看到了覆盖蜥蜴的木制小盒子。在那里有一个被剥夺自由的小生物。对它最残忍的就是我。虽然也可以说自己是在不知道的情况下做的,但对自己给蜥蜴这样的痛苦,哲之抱有深深的忏悔。还不如一横心把它杀掉更好吗。不知过多长时间,在被密封的柱子和小盒子之间的黑暗中生存,的确将要慢慢减少氧气,蜥蜴将拼命呼吸的。它这样的姿态开始在他的脑子里闪烁。在睡衣外套上了毛衣,他走到厨房,打开煤气灶的阀把它点着,因为没有暖炉,想用煤气灶的火给房间取暖。

相关阅读

文章总排行

本月文章排行

无觅相关文章插件,快速提升流量