古老传说:两条相恋的蛇
大蛇に苦しんでいた村人たちは侍の勇ましさをたたえて、これまで名前のなかった峠を『へびきり峠』と呼ぶ事にしました。
一直深受大蛇困扰的村民们为了歌颂武士的勇武,就把没有名字的山峰叫做了『斩蛇峰』。
ところが今度は、恋人を殺された七ッ池のメスの大蛇がだまってはいません。
可是被杀了恋人的七池雌大蛇却不肯善罢甘休。
ふくしゅうに田畑を荒らしまわり、庭先のニワトリを食い殺し、人間の赤ん坊まで襲うようになってしまったのです。
作为报复,雌蛇袭击田地,吃掉院子里的鸡,甚至袭击村民的婴儿。
その話を聞いた青目寺(しょうもくじ)の目道(もくどう)という偉いお坊さんが、大蛇退治に出かけました。
有个青目寺的名叫目道的厉害和尚听了这话后,决定要消灭这大蛇。
目道和尚は大きな法要(ほうよう)行う日の夜に、大蛇がお寺を襲いにくることを仏さまのお告げで知ると、若いお坊さんを一人、本堂の縁側に頭からふとんをかぶせて寝かせておきました。
在目道和尚做大法事的那天晚上,佛祖告知大蛇会来袭击寺庙,年轻的和尚一个人在正殿走廊里头盖着被子睡着了。
すると夜ふけにやってきた大蛇は、その若いお坊さんをひとのみにして、お寺の裏山へ姿を消していきました。
到了深夜,大蛇来了,一口吞了小和尚后就消失在寺庙后山里。
さて次の日の朝、メスの大蛇は七ッ池のほとりで死んでいました。
到了第二天早上,发现雌大蛇死在了七池边上。
実は本堂の縁側でふとんをかぶって寝ていたのはわら人形で、目道和尚はその人形に毒を仕込んでおいたのです。
其实,盖着被子睡在大殿走廊上的只是稻草人,目道和尚在那个稻草人上撒了毒药。
こうして人々を困らせた二匹の大蛇は、みごと退治されたのでした。
就这样,困扰人们已久的两条大蛇被完美地消灭了。
その後、へびきり峠の近くの村々では、わらで大蛇を作って大蛇退治を祝うお祭りをするようになったという事です。
在那之后,在斩蛇峰附近的村子里,就会举行用稻草做成大蛇庆祝消灭了大蛇的祭祀活动。
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