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双语阅读:【青春小说连载】春の夢(150)

时间:2012-03-12 15:46:51  来源:可可日语  作者:dodofly

小说《春之梦》发表于上世纪80年代,描写的是一位大学生的生活。父亲欠债而死,大学生哲之就流浪、打工,偿还所欠的债务。一只被钉到木柱子上的蜥蜴还活着,一直陪伴着他。还有他的爱情生活也激励着他生活。经过一年的奋斗,终于走出阴暗的生活。

十一(1)

磯貝が知り合いの医者から貰った紹介状を持って、千里にある循環器(じゅんかんき)専門の病院に出むいたのは、哲之の卒業試験がすべて終わった翌日だった。どうしてもついて来てくれという磯貝の頼みで病院に同行した哲之は、最新の設備を誇る病院の待合所で三時間近く待たされた。やっと待合所に戻って来た磯貝は、哲之の横に坐り、
「午後から、まだ検査をするそうや」
と言った。
「手術は出来るのか?」
「それを調べるための検査らしいな。ただ、どっちにしても、手術する以外ないやろっちゅう言い方をしとった。出来たら、きょうにも入院した方がええらしい」
「そやけど、入院の準備はしてきてないやろ?」
磯貝は青い顔をうつむけて何か考えていたが、ジャケットの胸ポケットから手帳を出し、公衆電話の置いている場所へ行った。
「どこに電話をするんや」
「妹の勤めてる会社や。あいつにパジャマとか着換えの下着とか洗面具を持って来てもらうよ」
「スリッパも要るぞ」
「……うん、そうやなあ」

磯貝の妹は、それから二時間もしないうちに病院の待合所にやって来た。磯貝が電話で哲之に着いているセーターの色とか顔立ちの特徴とか教えてあったらしく、ほとんど迷うことなく哲之の前で立ち停まり、
「井領さんでしょうか」

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