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双语阅读:【青春小说连载】春の夢(183)

时间:2012-04-24 14:16:39  来源:可可日语  作者:dodofly

小说《春之梦》发表于上世纪80年代,描写的是一位大学生的生活。父亲欠债而死,大学生哲之就流浪、打工,偿还所欠的债务。一只被钉到木柱子上的蜥蜴还活着,一直陪伴着他。还有他的爱情生活也激励着他生活。经过一年的奋斗,终于走出阴暗的生活。

十二(10)

「キンは、釘を抜いたら死ぬやろうなァ」
すると、陽子は、
「私、キンの家を作った」
と言った。キンを貰いたままの状態で、とりあえず釘を柱から抜く。そして、時期を待って、こんどはキンの体から釘を抜き、小さな木箱の中で傷が癒えるのを待ち、元気になったのを見届けて放してやるのだ。これが一番いい方法だと思う。そう陽子は説明した。
「自分で作ったのよ。中に丸い石を何個も入れてあるの」
「いつ、そんな箱を作ったんや」
哲之は驚いて訊いた。

\

「きょう。ノコギリで木を切って、釘を打って……。何遍、カナヅチで指を叩いたか判れへん。ねっ血豆が出来てるでしょう?物置きで板切れを探したから、頭も首も埃だらけになったの、そやからお風呂に入ったの」
「なんで?なんで陽子がそんなことしたんや?」
「哲之の引っ越し、あさってに決めたから……」
「あさって?」
「従兄が電気工事屋さんをしてるの知ってるでしょう?大きな工事の仕事があって、あさってしかトラックを貸してもらわれへんの。そやから、急いでキンの家を作ったの」

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