考えを述べる表現
〜と思う。
考えを述べる表現は「〜と思う。」となる。なお、敬体の「〜と思います。」もよく使われる。
「〜と思います。」/「〜と思う。」 |
※「のでは(ないか)」と「んじゃ(ないか)」とでは、「んじゃないか」の方がより話しことば的な表現になる |
敬体 |
常体 |
〜[方がいい]と思います。 |
〜[方がいい]と思う。 |
〜[方がいい]と思いますけど。 |
〜[方がいい]と思うけど。 |
〜[方がいい]と思いますが。 |
〜[方がいい]と思うが。 |
〜[方がいい]と思うのですけど。 |
〜[方がいい]と思うんだけど。 |
〜[方がいい]と思うのですが。 |
〜[方がいい]と思うんだが。 |
〜[方がいい]だろうと思います。 |
〜[方がいい]だろうと思う。 |
〜[方がいい]だろうと思いますけど。 |
〜[方がいい]だろうと思うけど。 |
〜[方がいい]だろうと思いますが。 |
〜[方がいい]だろうと思うが。 |
〜[方がいい]だろうと思うのですけど。 |
〜[方がいい]だろうと思うんだけど。 |
〜[方がいい]だろうと思うのですが。 |
〜[方がいい]だろうと思うんだが。 |
〜[方がいい]のではないかと思います。 (〜[方がいい]んじゃないかと思います。) |
〜[方がいい]んじゃないかと思う。 |
〜[方がいい]のではないかと思いますけど。 (〜[方がいい]んじゃないかと思いますけど。) |
〜[方がいい]のではないかと思うけど。 〜[方がいい]んじゃないかと思うけど。 |
〜[方がいい]のではないかと思いますが。 (〜[方がいい]んじゃないかと思いますが。) |
〜[方がいい]のではないかと思うが。 〜[方がいい]んじゃないかと思うが。 |
〜[方がいい]のではないでしょうか。 (〜[方がいい]んじゃないでしょうか。) |
〜[方がいい]のではないか。 〜[方がいい]んじゃないか。 |
婉曲な表現
自分の考えを言うときには、婉曲な表現(=断定を避け、口調をやわらげる働きをする表現)がしばしば使われる。たとえば、「〜と思う」を婉曲に言う方法には次のようなものがある。
- 「けど」や「が」を文末につける
例:「今日中に終わらせた方がいいと思いますが。」 「神田くんの方がいいと思いますけど。」
- 「と」の前に「だろう」をつける
例:「こちらの製品の方がいいだろうと思います。」
- 「と」の前に「のでは(/んじゃ)ないか」をつける
例:「開店時間を早くする方がいいのではないかと思います。」 「タバコはやめた方がいいんじゃないかと思います。」
- 「〜と思う」のかわりに「のでは(/んじゃ)ないでしょうか。」をつかう。
例:「もっとくわしく研究した方がいいのではないでしょうか。」 「もっと高い給料でもいいんじゃないでしょうか。」
「〜ように思う」や「〜ような気がする」
推定や想像をあらわす「〜ように思う」や「〜ような気がする」を「〜思う」の婉曲な表現として使うことがある。
- 彼の意見は正しいと思う。
- 彼の意見は正しいように思う。(婉曲)
- 彼の意見は正しいような気がする。(婉曲)
例:「彼の意見は正しい。」
- 考えを述べる表現
- ふつうの表現・考えをはっきりと言う
- 婉曲な表現・考えをぼかして言う
- 例:「彼の意見は正しいように思う。」→推定の表現を使う
- 例:「彼の意見は正しいような気がする。」→想像の表現を使う(より婉曲になる)
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