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台風18号強い勢力保ち猛烈な暴風雨　各地で被害
 
(9/7 18:20)
 
　大型で強い台風18号は7日午前、長崎市付近に上陸、九州を直撃しました。その後、北上して、広島では午後2時過ぎに60.2メートル、島根県の隠岐島では午後5時過ぎに55.8メートルと、共に観測史上最大の風速を記録しました。

　兵庫県の姫路港では、午後3時ごろから風が強まり、夕方ごろから雨に加えて突風に襲われています。午後5時半現在、近畿地方は暴風域に巻き込まれています。兵庫県加西市では、46歳の女性が強風のため、転倒して頭を打つけがをし、大阪市内では、88歳の女性が強風にあおられて転倒し、足の骨を折る大けがをしています。強風による被害は相次いでいて、近畿2府4県と徳島県で、合わせて34人が重軽傷を負っています。

　兵庫県・淡路島の西淡町では、高潮の恐れがあるとして避難勧告が出たため、821世帯2357人が避難しています。また、大阪市内や神戸市内でも冠水してる場所が見られ、交通機関にも大きな乱れが出ています。近畿全域が台風の暴風域から抜けるのは、午後9時ごろとみられています。引き続き、警戒が必要です。

 台風18号で空の便、船舶、鉄道に大きな影響　
 
(9/7 18:01)
 
　台風18号の影響で、西日本を中心に交通機関はまひ状態が続いています。

　空の便は、九州や四国、中国地方発着の路線を中心に欠航が相次ぎ、およそ6万人の足に影響が出ました。今後、台風が東へ移るため、進路にあたる地域では欠航する便がさらに増える見通しです。船の便も、九州を発着する便や、東京と伊豆諸島を結ぶ便のほとんどが欠航になりました。

　鉄道は、九州地方では九州新幹線、在来線ともに始発から全線運休となっていましたが、台風の通過した一部地域で運転を再開する路線も出てきています。そのほか、山陽新幹線は新大阪－小倉間で運休。中国地方のほとんどの在来線も止まっていていて、運転再開のめどは立っていません。

 西日本各地では貨物船などの座礁や沈没7件
 
(9/7 17:46)
 
　台風18号の影響で、西日本の各地で貨物船やタンカーの座礁や沈没が7件起きています。

　高知県桂浜ではパナマ船籍の貨物船が座礁し、中国人5人とフィリピン人16人の救出活動が行われています。広島港ではカンボジア船籍の貨物船がマストを残して沈没し、ロシア人18人の救出活動が続けられています。

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