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听日语童话故事:【世界经典童话】烂苹果 NO.3

时间:2012-06-06 11:55:50  来源:可可日语  作者:dodofly

第 2 页:文本可复制版

 それを聞くと、お父さんはいつだったか、お母さんがリンゴの木を見ながら、こんなことを言ったのを思い出しました。
「ああ、いっぱいリンゴがとれて、食べきれなくて痛んでしまうくらい、うちにおいとけたら。一度でいいから、そんなぜいたくな思いをしてみたいねえ」
 お父さんは男に、メンドリと痛んだリンゴをぜひとりかえてほしいとたのみました。
「まあ、こっちはそれでもかまわないが???」
 男は首をかしげながら、リンゴの袋を渡しました。
 なにしろメンドリは、リンゴの何倍も高いのですから。
 お父さんはリンゴの袋を持って店にはいり、お酒を飲みパンを食べました。
 ところがうっかりしていて、リンゴの袋を暖炉(だんろ)のそばに置いたので、店中に焼けたリンゴのにおいが広がりました。
 そのにおいで、そばにいた大金持ちの男が声をかけてきました。
「気の毒に。リンゴをそんしましたね」
「いやあ、いいんだ、いいんだ」
 お父さんは笑って、大金持ちに、ウマが痛んだリンゴに変わった、とりかえっこの話を聞かせました。
 話を聞くと、大金持ちの男は目を丸くしました。
「それは、奥さんに怒られますよ」
 お父さんは、首を大きく横にふりました。
「いやあ、うちのかみさんはおれにキスするよ」
「まさか! ほんとにキスしたら、ぼくはあなたにタルいっぱいの金貨をあげますよ」
 大金持ちの男は、そう約束しました。
 お父さんは、大金持ちの男といっしょに家に帰りました。
「おかえり」
と、出むかえてくれたお母さんに、お父さんは大金持ちの男の前で話し始めました。

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