东瀛风情:日本人和他们的"日本茶"
店に入るとまずお茶が出てくる。お茶を飲みながら食事を待つ。水と同じでおかわり自由、食後にも欠かせない。日本人の生活にお茶がいかに溶け込んでいるかの証しだろう。海外で飲み物はすべて有料という経験をしてみると、お茶文化の独特さに改めて気づく。
お茶の飲まれ方も多様になってきた。お金を払って飲む機械も増えている。売れるかどうか疑問だった缶入り緑茶が出始めたのは約二十年前のことだ。やがてペットボトル入りも加わり、清涼飲料水の主力商品になった。500ミリリットル入りのペットボトルに換算すると、緑茶だけで年間35億本ほどが出回っている。
丁寧にいれた緑茶をゆっくりと飲む。そんな「喫茶店」もふえている。好きな銘柄の煎茶や抹茶を選んで和菓子とともに味わうことが多い。コーヒーや紅茶を飲む店とは違った落ち着きがある。
お茶インストラクターという名のお茶のソムリエも現れた。99年、日本茶業中央会が創設した資格だ。歴史や栽培法などの知識を問う1次の筆記試験に、2次試験では実技が加わる。産地はどこかといった品質鑑定やお茶の入れ方が試される。これまでに千人以上が資格を取ったという。
日露戦争後、英語で『茶の本』を著しく岡倉天心は述べる。西洋人は平和な時代の日本を野蛮国と言い、戦場に大々的に殺戮を始めると文明国だと言い始めた。だったら野蛮国のままで構わない、と皮肉を込めて日本の美を説いた。その代表画「茶の美」だった。
彼の思索の跡をたどりながら、香り高い新茶を飲むことにしようか。
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