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【双语阅读】【恋空】第二十六回

时间:2011-05-17 13:54:15  来源:可可日语  作者:Anna

在日本的这部叫做【恋空】的手机小说
这是一部感动1200万人的小说。

2006年10月7日,【恋空】正式出版,一个月内就卖出了一百万部,在当年度的文艺类书籍销量榜上位列第三。手机小说竟然挤入排行榜,与名作家的书分庭抗礼,这给日本出版界带来了重重一击。目前,【恋空】的销量已经打破140万,它成了社会的一大热点,被看作是改变小说界传统运作模式的传奇作品。

今天我们将继续阅读【恋空】。

第一页  日语原文

第二页 中文翻译作品

【日语原文】
 

今日はクリスマス。 街はキラキラしたイルミネーションの中
カップルでにぎわっている。

美嘉も今頃 ヒロと楽しく過ごしているはずだった。

それなのに 流産? 緊急入院?? 何が起きたか
よくわからない。

診察室を出て ヒロ達から見えない場所にあるイスにもた れかかった。

しばらくして看護士に呼ばれ、 階段で二階に上がり奥のほうの病室に案内 された

パジャマのような服に着替えさせられ、
5 つあるうちの1番窓側のベッドに横にな る。

「何かあればボタン押して下さいね!」 病室から出て行こうとする看護士を引き止
める。

「……流産って何ですか??」

看護士は悲しげな表情で流産について説明 をしてくれた。

「胎児が子宮内で死んでしまって妊娠が継 続できなくなることです…」

胎児が 子宮内で 死ぬ…??

赤ちゃん、 死んじゃったの??

だってつい最近まで 生きてたよ??

へその緒から栄養を摂って、 小さい指が動いていたんだよ…??

病室に お母さんがやって来た。

「今からお父さんとお姉ちゃんに伝えてく るから…」

そう言い残し、 去っていった。

一人で窓の外をボーっと見ていた時、 病室のドアが開く音が聞こえて振り向く。

アヤとノゾムだ。 二人はお花を持って、
お見舞いに来てくれたみたい。

アヤの目は すごく腫れている。

「お母さんから聞いたよ…美嘉、辛いけどあ たし美嘉のそばにいるから」

「俺絶対誰にも言わねぇしアヤが言う通り俺 らがそばにいっから」

ノゾムとアヤは 励ましの言葉をくれる。
「ん……ありがとね」 無理に笑うことしか
出来ない。

まだ信じられないよ。 だってまだお腹に赤ちゃんいるんだよ??

なんで動かないの??

ねぇ… ずっと気付かないふりしてたけど、

ヒロがいないよね。

「…ヒロ…は??」 目を合わせて気まずそうな顔をする二人。

「ヒロ君美嘉のお母さんから流産したって 聞いた時走ってどっかに行っちゃったの…」

「俺追い掛けたけど、追い付けなくて…」

「そっかぁ………」

ヒロも辛いよね。 赤ちゃんすごい楽しみにしてたもんね…。

その時

ブーブーブー

枕の下に置いてあった PHS のバイブが鳴った。

ヒロかも…。 枕の下に手を入れる。

【受信メール 1 件】


震える手で
受信 BOX を開く。

…地元の友達から。

がっかりしながらふと PHS の裏側を見た時 昨日四人でとったプリクラが貼ってあるこ とに気付いた。

この時はもう赤ちゃん動いてなかったのか な。
昨日まであんなに楽しかったのに…。

「もう大丈夫だから、ありがとねっ!!」
アヤとノゾムにお礼を言い、玄関まで見送った。 二人と入れ違うかのようにお姉ちゃんとお
父さんがお見舞いに来た。

二個上のお姉ちゃんはいつも学校やバイト が
忙しそう。

お姉ちゃんとは姉妹と言うより仲のいい友 達みたいで、 今回の妊娠のことも何度か相談しようと迷 ったけれど結局話せなかった。

お姉ちゃんは美嘉が退屈しないようにと お菓子やマンガを買って来てくれた。

プチ家出をしてしまった手前、 お父さんの顔が見れない

親を裏切ったから バチが当たったのかな。

布団を深くかぶり、 窓のほうを向く美嘉。

お父さんは何も言わずに布団の中から美嘉 の手をそっと取り出し 両手で包むようにして握った。

そっぽを向いていたからわからないけれ ど、
きっと…泣いている。

だってね、 握った手が震えていたから…。

お父さんお母さん 言うこと聞かずに勝手なことしてごめん ね。

お姉ちゃん、 いつも1番に相談してたのに話せなくてご めんね

美嘉が、 美嘉がもっと強かったら肩を押されたくら いでシリモチついたりはしなかったのか な。

赤ちゃん助かったかな…
夜になり面会時間も終わる頃、 お父さんとお母さんとお姉ちゃんは心配そ うな顔をしたまま家へと帰って行った。

ヒロは結局 来なかった。

連絡もない。

ヒロは美嘉がピンチの時に助けに来てくれ る
スーパーマンなのに…。

不安な時はずっと手を繋いでいてくれたよ ね。

おかしいな。

病院の夕食に手をつけず窓の外をじっと眺 めていた。
雪が降っている。 昨日指輪をプレゼントしてくれて、
外でマフラーを巻いてくれたね。


赤ちゃんに」って 黄色い手袋を買ってくれてた。

昨日の出来事なのに、 昔のことのよう…。

ヒロのことを考えると胸がぎゅっと締め付 けられて、 それと同時にお腹がズキッと痛む。

ヒロ… ヒロに会いたいよ。

いつもの笑顔で
「産んで」って言ってほしいよ。

「大丈夫だから頑張れ」って言ってほし い…。

赤ちゃんはどうなっちゃうの?? 一人じゃ不安だよ…。

ひんやりと冷たい布団にくるまり、 窓の外を見つめながらヒロを待っていた。

 

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