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精彩!日语“微小说”大赛获奖作品集锦~(上)

时间:2011-08-05 14:40:54  来源:可可日语  作者:dodofly

日语“微小说”大赛获奖作品集锦~(上)

1  町の小さな邮便局に今周も彼女は现れた。局员たちに水曜日さんと呼ばれる彼女が今日差し出した手纸にはしかし宛名がない。「これじゃ届きませんよ」苦笑しながら颜を上げた彼の目に映ったのは、うつむき加减できゅっと口元を引き结び、真っ直ぐに彼を见つめる真挚な瞳だった。 

她每周三都会来这所镇上的小邮局。邮局的人管她叫星期三小姐。今天她又如约而至……“对不起,这样写无法投递的”,拿着没有写对方姓名的信封,邮局的小伙子苦笑着抬头看了看她。 只见她微微低着头、抿着嘴,双眸闪烁着热切的目光,紧紧地注视着他。

2  幼い顷の事故が元で、妹は3人の人间しか记忆できない。内訳は仆と両亲。妹の16の诞生日に仆は言った。好きな人が出来たら、仆を忘れてその人を心に刻め。やだよ、と妹は笑った。翌年のある日、恋人の男と共に现れた妹は泣きそうな颜で仆に言った。「お兄ちゃん。あたし、谁?」 

小时候事故的关系,妹妹只能记得三个人——父母和我。在她16岁生日那天,我对她说:“如果你有了喜欢的人,就把我忘了、将那个人记在心里吧。” 
“我才不会呢”,妹妹笑了。 
第二年的某一天,妹妹和她的男友一起找到我,她带着哭腔对我说:“哥哥,我是谁啊?” 

3  12月の深夜のゴミ舍て场。明日は粗大梦の日。谁もが、ボロボロになった梦を舍てにくる。今夜も、ある男が野球选手になる梦を舍てにきた。やがて一人の老人が现れた。「まだ使えそうだ」老人は大きな袋にその梦を入れた。「どの子の枕元にこの梦を置こうかの」老人はトナカイの耳元に嗫いた。
 
一个初冬的深夜,空旷的垃圾场。明天是丢弃大型梦想的日子。每个人都会到这里来,丢弃自己伤痕累累的梦想。今夜,一个男子来到这里,与他成为棒球选手的梦想诀别。 过了不一会儿,一个老人出现了,“这个看上去还能使”,老人一边将那个梦想装入大口袋,一边朝着驯鹿的耳边喃喃道,“你们说,把这个梦想放在哪个孩子的枕边呢?

4  亲指にささくれができた。引いてみると、するする剥ける。指の付け根にたどりつき、手首も肘も剥けていく。首も颜もきれいに剥ける。とうとう全身剥いてしまうと、皮肤は人の形になった。私は急に怖くなる。肉から汗がにじみ出る。皮肤はふわりと立ちあがり、凉しい颜で歩きだす。

大拇指上有一根肉刺,不小心越剥越长,哧溜一下剥到了指根。进而一直剥离手腕、肘部、甚至到了脖子和脸。就这样一直蔓延到了全身,剥离的皮肤成了一个人的形状。我突然感到了恐惧,从肉里渗出汗滴。而皮肤则晃悠悠地站了起来,自顾自迈步走去。 

5  仕事がねえ。饭食う金もねえ。友だちがガムをくれた。腹の足しにもならねえが、とりあえずくちゃくちゃ噛んだ。とことん味がなくなるまで噛んで、ぷっ、と吹き出したら、仏様の形をしていた。もう一度试すと、千手観音になった。そうやってガム仏师になったのよ、俺。ほんとほんと。 

找不到工作。没有钱吃饭。朋友给了一片口香糖,虽然不足以果腹,但不管三七二十一嚼了起来。嚼着嚼着,一直嚼到没有一点滋味,“噗!”地吐了出来,居然成了一尊佛像。又试了一次,这次变成了千手观音。于是,我就这样成了口香糖佛像师。真的哦! 


6  日:头数だった合コンで一目惚れ 月:亲友に頼み込んで连络先をもらった 火:意を决して电话したが何をしゃべったか覚えてない水:彼女から挂かってきて心臓が飞び出た 木:约束のランチで亲友を好きだと相谈された 金:会社を休んだ 土:一生二人の亲友でいることを誓った。 

周日:被拉去联谊凑人数,结果对她一见钟情。 
周一:千方百计从朋友那里要到了她的电话。 
周二:下定决心打电话过去结果自己都不知道说了些什么。 
周三:她打电话过来了!心脏快跳出了胸腔。 
周四:赴约一起用午餐,但她却跟我倾诉说喜欢我的那个朋友。 
周五:请假。 
周六:发誓一辈子当这两个人的好朋友。 

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