双语阅读:《福尔摩斯之跳舞的人》第6回
しかしその返電はなかなか来なかった。ホームズはその間を、呼鈴に注意しながら、ヤキモキして待った。二日は空しく過ぎてしまった。しかしその二日目の夕方、やっとヒルトン·キューピットから、一通の手紙が来た。その手紙によれば、ヒルトン·キューピットの身辺は、その後は静穏であったが、しかしその朝、またまた、日時計の上に、長いものを画いたものが乗っていたので、その写しをとって送ってよこしたのであった。それは次のようなものであった。
ホームズは数分間の間、――この奇怪な帯模様の絵に見入っていたが、突然、驚愕と困迷の声を上げて起ち上った。その顔は不安のために全く色を失っていた。
「これはうっかりしてしまったかもしれない!」
彼は云った。
「今夜これから、北ワルシャムに行く汽車があるかね?」
私は時間表をくってみた。ちょうど最終列車が出たばかりのところであった。
「じゃ仕方がない。――あしたの朝早く朝食をすまして、一番列車に乗ろう」
ホームズは云った。
「俺たちは出来るだけ早くゆかなければならない。これがすなわち待ち設けた海底電信なのだ。ちょっとハドソン夫人、また返事がいるかもしれませんが、――いやこれでよい、これでよい。この通信が手に入った以上は、いよいよ遅れてはならない。一時も早く、ヒルトン·キューピットに、この事を知らせてやらなければならない。これがすなわちあのノーフォークの先生を悩ましている、蜘蛛の網だからね」
たしかに着々とその通りに進んだ。私はその話を一時は子供威しと思ったのであったが、しかしその暗澹(あんたん)たる真相を知るにつれて、私はその後感じさせられた気味悪さを、今更にまた深く感じさせられた。私は読者諸君には、どうにかしていい話をきかせたいと思うのであるが、しかし事実はこうであったのだ。私はこのリドリング地方と云う名前が、僕が数日の間に、全英国の人口に膾炙(かいしゃ)した言葉となってしまった物語を、そのままここに述べてみることとする。
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