您现在的位置:首页 > 日语考试 > 日语一级考试 > 一级阅读 > 正文

日本语能力测试一级阅读模拟:第9篇

时间:2011-03-25 14:42:14  来源:小语种  作者:nvwu

ひろいものの話

  むかし、むかし、ひとつお寺があって和尚さんと小僧さんが住んでいました。
  ある日のこと。
  和尚さんは馬にのって、すこしとおくの家へ、お経をよみにでかけました。
  そのとき小僧さんは、あるいてついていきました。すると、道のうえに、さいふがおちていました。ずいぶんおかねのはいっていそうなさいふです。
  「あ、いいもの、みつけた。」
  小僧さんは、よろこんで、ひろいかけました。
  それをみて、馬のうえから、和尚さんがしかりました。
  「小僧、小僧、ひろっちゃいかん。ほとけさまにつかえる人間は、そういう物をみても、みないふりをしていなければいけない。道におちてるさいふをひろうなんて、いちばんわるいことだぞ。」
  小僧さんは、すなおに、
  「は——い。」とこたえましたが、惜しくてたまらないので、うしろをみいみい、あるいていきました。
  そのうちに、つよい風がふいてきました。
  和尚さんのずきん(头巾)が、フワーッととんで、道のうえにおちました。
  でも、小僧さんは、物をみてもみないふりをしろといわれたものですから、知らん顔をしておりました。
  やがて、お経をよむ家につきました。
  和尚さんは、やっと、ずきんがなくなったのに気がついて。
  「小僧、小僧。わしのずきんを知らないか。」とききました。
  「はい、知っていますよ。風にふきとばされて、道におっこちたんです。だけど、和尚さんが、物をみてもみないふりをしろとおっしゃったので、わざとだまっていました。」

上一页 [1] [2] [3] [4] [5] [6] 下一页

相关阅读

无觅相关文章插件,快速提升流量