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平穏保つアフガン、選挙監視団も評価

　アフガニスタンで行われた大統領選挙は投票が適切に行われていないとして、対立候補者たちが選挙の無効を主張するなど混乱がありましたが、治安面ではおおむね平穏が保たれています。

　厳戒態勢の中で行われた投票日が過ぎて、カブールの街はいつも通りの喧騒を取り戻しています。
　
　全国２万２０００ヶ所の投票所で行われた９日の選挙は、一部の地域で二重投票を防ぐために指につけるインクがすぐに消えてしまうなどのミスが出たことで、対立候補たちが選挙の無効を訴える事態となりました。
　
　しかし、最も懸念された治安面では投票箱を集計所に運んでいたトラックが襲われ、警察官３人が死亡する事件があった他、各地で爆薬を積んだ車や地雷などが見つかりましたが、これまでのところ、一般市民を巻き込んだ大規模なテロ事件などは起きていません。
　
　「全体的に見て、今回の選挙は治安面では非常に良いものとなりました。大きな治安上の問題が起きると予測していたが、なかったことをとてもうれしく思います」（アフガン駐留米軍 ネルソン少佐）
　
　日本の選挙監視団も「平穏かつ順調に行われた。正直ここまで各所でうまくいくとは思わなかった」と今回の選挙を評価しています。
　
　今後は優位に立っているカルザイ大統領が過半数を獲得し、決選投票を行わずに当選を決めるかどうかが焦点となります。（10日 21:17）

米でカジノ客乗せたバス横転、１５人死亡

　アメリカ南部のアーカンソー州で９日、観光バスの横転事故があり、乗っていた１５人が死亡しました。

　事故があったのはアーカンソー州の都市マリオンの近郊で、９日早朝、観光バスが蛇行して道路を外れ、横転しました。
　
　バスには合わせて３１人が乗っていましたが、１５人が横転した車体の下敷きになるなどして死亡、 １６人が負傷しました。
　
　乗っていたのは旅行会社の経営者の家族や友人で、シカゴからミシシッピ州のカジノに向かっていたということです。
　
　事故当時、現場周辺には薄い霧が立ち込めていたということですが、視界は悪くなかったということで、警察が原因を調べています。（10日 14:17）

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