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天皇陛下、徐々に回復 散策も

（宮内庁が、退院後、御所で静養中の天皇陛下について、庭を散策するなど徐々に回復されている様子を明らかにしました。）

宮内庁によりますと、今月４日退院された陛下は、現在、お住まいの御所で廊下を歩いたり階段を上がるなど、リハビリに精力的に取り組まれています。

３日前からは散策をされるようになり、１５日は午前と午後に分けて、それぞれ２０分程、皇后さまと一緒に御所の庭を歩き、野蒜（のびる）を摘まれたということです。

陛下は、手術後に胸に溜まった水がまだ残っていて、息苦しさは解消されていないものの、食欲は、以前より戻るなど徐々に回復されています。

宮内庁はまた、１１日に行われた東日本大震災の追悼式で、皇后さまが喪服に着物を選ばれた理由を紹介しました。皇后さまは、万一、陛下が舞台上でふらついた場合に備え、陛下の体を支えるためにはヒールがある靴よりも草履の方が足もとが安定すると考え、着物にされたということです。

陛下は、退院後、初めての公務で、追悼の「お言葉」も予定通り述べられましたが、皇后さまは、当日も、陛下の体調を大変気遣われていたということです。（15日19:30）

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