「寒仕込み」日本酒造り最盛期

　蔵の中にたちこめる蒸気。蔵人と呼ばれる酒造りの職人たちが早朝から仕込みに追われています。ここ神亀酒造は、戦後、全国に先駆けて、仕込む酒のすべてを米、米麹、水だけで造る「純米酒」にした造り酒屋です。

　一年のうち寒いこの時期に造られるお酒は「寒仕込み」と呼ばれ、低温でゆっくりと発酵させることで、すっきりとした味わいのお酒になります。

　「一年で一番寒い時は空気中の細菌類が少なくなるので、いい品質のものができる」（神亀酒造　小川原良征さん）

　現在は、より品質の高い「大吟醸」の仕込みの真っ最中。五感を研ぎ澄ませて、連日、作業に取り組む職人たち。仕込みの作業は３月中旬まで続くということです。

“寒仕込”酒酿造忙

　　仓库中弥漫着蒸汽。被称为“藏人”的酿酒工人们从早上开始就忙着把原料调好装进桶里。神龟酒造是战后全国最早用米、曲子和水酿造“纯米酒”的酒作坊。

　　在一年中最寒冷的时候酿造出来的酒被称为“寒仕込”，它是经过低温发酵而成的，口感十分纯净。

　　“因为一年中最冷的时节，空气中细菌种类比较少，所以才能酿出品质优良的酒。”（神龟酒造 小川原良）

　　目前，工人们酿造的正是品质比较高的“大吟酿”。连日来，工人们都绷紧着神经，埋头苦干。这样的酿造工作将持续到3月中旬。