日语杂谈随笔 第11期 世界平和への決意 中日文对照
11月3日が「文化の日」になったのは、1948年、昭和23年からだ。以前は、明治天皇の誕生日を祝う「明治節」だった。
11月3日被固定作为“文化节”是从1948年,也就是昭和23年开始的。这之前,(11月3日)是庆祝明治天皇生日的“明治节”。
敗戦翌年の昭和21年のこの日、明治憲法を全面的に改めた日本国憲法が公布された。翌日の本紙には「歴史の日」「平和新生へ道開く」「宮城前で祝賀大会 十万人の大唱和」などの見出しが並ぶ。
在日本战败的第二年,昭和21年的这个日子,颁布了将明治宪法全面修改过的日本宪法。第二天,本报出现了不少“历史性的日子”“打开通往和平新生之路的大门”“宫城前庆祝大会 十万人大唱和」之类的标题。
作家の山本有三が寄稿している。「戦争権を放棄したといつても、日本は本来軍国主義の国であるから、いつあばれださないとも限らない」。山本はこんな「世界の現実主義者からの疑惑」を想定し、反論として、ニューヨーク・タイムズの東京特派員だったヒュー・バイアスが戦時中に書いた冷静な日本分析「敵国日本」を引く。
作家山本有三寄来他的稿件。“虽说放弃了战争权,但由于日本原本就是军国主义的国家,很难说其势利何时又会开始折腾”。山本设想这是“来自世界现实主义者的疑惑”,作为反论,他引用了驻纽约•时报的东京特别派遣员优柏阿斯在战争时所写的,对日本进行冷静分析的《敌国日本》。
「日本を手におえぬ軍国主義の国家であるとすることは、歴史を無視した単純な議論である……日本歴史は、日本民族が最も非冒険的な民族である事を示しているのだ。日本にはひとりのジンギスカンも、ひとりのコロンブスもいない」
“如果认为日本是个棘手的军国主义国家,那么这将是一个无视历史、单纯的观点……日本的历史显示日本民族是最不具备冒险精神的民族。日本从未出过一个成吉思汗也没有出过一个哥伦布。”
山本は、日本は秀吉の朝鮮出兵や近年のシベリア出兵、太平洋戦争のように外国に領土を求めた時にことごとく失敗しているとし、侵略しなかった時代の長さを指摘する。「私はこゝに日本の国民性を考えたい」。そして、新憲法の「戦争放棄」は「世界平和への日本の決意」と述べた。
山本宣称,在日本像秀吉出兵朝鲜、近些年出兵西伯利亚及太平洋战争,这些谋求外国领土的战争全部以日本失败告终。日本没有侵略他国的时期实在是很长久的。“希望大家能够从这些方面来考虑一下日本的国民性。”而且,山本还提到“新宪法中‘放弃战争’实际上是‘日本为谋求世界和平所做的决定’”。
戦後60年、日本はともかくも戦争をせず、米国の傘下で「平和」を享受してきた。そして自らも世界有数の軍備を持つに至った。これからは「軍備大国」でもある日本の「世界平和への決意」が一層問われる。
战后这60年,日本终究没有进行过一场战争,而是在美国的保护伞下享受着“和平”。如今甚至还拥有了世界屈指可数的军备。今后同为“军备大国”的日本,其“维护世界和平的决心”更令人怀疑了。
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