日本优秀文学作品欣赏 第3期
小和尚偷吃完了糯米团后,还把馅涂到阿弥陀佛的大嘴旁,赖给金佛。
和尚狠狠打了金佛的头,金佛发出くわん的声音,听起来就像 食わん(我没吃)
而小和尚把佛像扔进煮着开水的锅里,水烧开了发出くった的声音,就像 食った(吃了)
ある日、和尚さんは、御法事に呼ばれて行って、小僧が一人でお留守番をしていました。お経を読みながら、うとうと居眠りをしていますと、玄関で、「ごめん下さい。」
と人の呼ぶ声がしました。小僧があわてて、目をこすりこすり、行ってみますと、お隣のおばあさんが、大きなふろしき包みを持って来て、「おひがんでございますから、どうぞこれを和尚さんに上げて下さい。」
といって、置いて行きました。小僧はふろしき包みを持ち上げてみますと、中から温かそうな湯気が立って、ぷんとおいしそうな匂いがしました。小僧は、「ははあ、おひがんでお団子をこしらえて持って来たのだな。これを和尚さんにこのまま渡してしまえば、どうせけちんぼで欲ばりの和尚さんのことだから、みんな自分で食べてしまって、一つもくれないにきまっている。—————————1—————————。」
と、こう独り言をいいながら、ふろしき包みをほどくと、大きなお重箱にいっぱい、おいしそうなお団子がつまっていました。小僧はにこにこしながら、お団子をほおばって、もう一つ、もう一つと、食べるうちに、とうとうお重箱にいっぱいのお団子を、きれいに食べてしまいました。食べてしまって、小僧ははじめて気がついたように、
「ああ、しまった。和尚さんが帰って来たらどうしよう。」
と、困ってべそをかきました。するうち、ふと何か思いついたとみえて、いきなりお重箱をかかえて、本堂へ駆け出して行きました。そして御本尊の阿弥陀さまのお口のまわりに、重箱のふちにたまったあんこを、指でかきよせては、こてこてとぬりつけました。そして重箱を阿弥陀さまの前に置いて、部屋に帰って来て、知らん顔をしてお経を読んでいました。
しばらくすると、和尚さんは帰って来て、小僧に、
「留守にだれも来なかったか。」
とたずねました。
「お隣のおばあさんが、お重箱を持って来ました。おひがんだから和尚さんに上げて下さいといいました。」
と、小僧は答えました。
「その重箱はどこにある。」
「本堂の御本尊さまの前に上げて置きました。」
「うん、それはなかなか気が利いている。どれ、どれ。」
といいながら、和尚さんは本堂へ行ってみますと、なるほど重箱がうやうやしく、御本尊の前に上がっていましたが、あけてみると、中はきれいにからになっていました。
「これこれ、小僧。きさまが食べたのだな。」
と、和尚さんは大きな声でどなりつけました。すると小僧はすまして、のこのこやって来て、
「へええ、とんでもない、そんなことがあるものですか。」
といいながら、そこらをきょろきょろ見まわして、
「ああ、わかりました。御本尊の金仏さまが上がったのです。ほら、あのとおりお口のはたに、あんこがいっぱいついています。」
と、こういうと、和尚さんはそれを見て、
「なるほどあんこがついている。お行儀のわるい金仏さまもあればあったものだ。」
といいながら、おこって手に持っていた払子で、金仏さまの頭を一つくらわせました。すると「くわん、くわん。」と金仏さまは鳴りました。
「なに、くわんことがあるものか。」
と、またおこって二度つづけざまにたたきますと、また「くわん、くわん。」と鳴りました。
そこで和尚さんは、また小僧の方を振り返ってみて、
「それ見ろ、金仏さまはいくらたたいても、くわん、くわんというぞ。やはりきさまが食べたにちがいない。」
すると小僧は困った顔をして、
「たたいたぐらいでは白状しませんよ。釜うでにしておやんなさい。」
といいました。そこで大きなお釜にいっぱいお湯を沸かして、金仏さまをほうり込みました。すると間もなく、お湯がぐらぐらにたぎってきて、
「くった、くった、くった。」
といいました。
「——————————2————————。」
と、小僧さんはとくいらしくいいました。
本期答案:
1 よしよし、ちょうどいい、ねむけざましに食べてやれ
(这下刚好用来赶走瞌睡虫,把它吃光算了)
2 そらごらんなさい、和尚さん。とうとう白状しましたよ
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