日本优秀文学作品欣赏 第8期
作品:
月のいい晩でした。ごんは、_______1________。中山さまのお城の下を通ってすこしいくと、細い道の向うから、だれか来るようです。話声が聞えます。チンチロリン、チンチロリンと松虫が鳴いています。
ごんは、道の片がわにかくれて、じっとしていました。話声はだんだん近くなりました。それは、兵十と加助(かすけ)というお百姓でした。
「そうそう、なあ加助」と、兵十がいいました。
「ああん?」
「おれあ、このごろ、とてもふしぎなことがあるんだ」
「何が?」
「おっ母が死んでからは、だれだか知らんが、おれに栗やまつたけなんかを、まいにちまいにちくれるんだよ」
「ふうん、だれが?」
「それがわからんのだよ。おれの知らんうちに、おいていくんだ」
ごんは、_______2_______。
「ほんとかい?」
「ほんとだとも。うそと思うなら、あした見に来(こ)いよ。その栗を見せてやるよ」
「へえ、へんなこともあるもんだなア」
それなり、二人はだまって歩いていきました。
加助がひょいと、後(うしろ)を見ました。ごんはびくっとして、小さくなってたちどまりました。加助は、ごんには気がつかないで、そのままさっさとあるきました。吉兵衛(きちべえ)というお百姓の家まで来ると、二人はそこへはいっていきました。ポンポンポンポンと木魚(もくぎょ)の音がしています。窓の障子(しょうじ)にあかりがさしていて、大きな坊主頭(ぼうずあたま)がうつって動いていました。ごんは、
「おねんぶつがあるんだな」と思いながら井戸のそばにしゃがんでいました。しばらくすると、また三人ほど、人がつれだって吉兵衛の家へはいっていきました。お経を読む声がきこえて来ました。
译文:
这天晚上,明月当空,阿权又出去闲逛了。它走过中山老爷的城堡不远,就听见金琵琶①的叫声中夹着说话声,像有人顺小路迎面走来了。
阿权躲到路旁,屏息静气地听着说话声渐渐近了。
“噢,我想起来了,加助!”这是兵十的声音。
“啊?”
“我最近碰到了很怪很怪的事情。”
“什么事?”
“自从妈妈死后,不知是谁,每天都把栗子和蘑菇送到我家来。”
“噢?那是谁干的呢?”
“就是搞不清楚呀!是趁我不知道的时候,把东西放下就走的。”
阿权悄悄地跟在两人后面走。只听加助又问道:
“是真的吧?”
“当然是真的。你要认为我是说谎,明天来看看好了——我把那栗子拿给你瞧!”
“嘿,真有这种怪事呀!”
说到这儿,两人便再没说活,只顾走着。过了一会儿,加助无意中回头看看。阿权连忙站住,将身子蜷了起来。加助没注意到它,仍快步向前走着。两人到了一个名叫吉兵卫的农民家门口,便走了进去。屋里传来敲木鱼的笃笃声,灯光将和尚那晃动着的大光头影子映在窗户纸上。
噢,是在念经呀。阿权边想边在井台上蹲了下来。过了一会儿,又有三个人一块儿进了吉兵卫家。
屋里传来念经的声音。
①传说中的一种怪物。
答案:
1.ぶらぶらあそびに出かけました
2.ふたりのあとをつけていきました
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