日本风土人情解读 第57期 成为“同传”的秘诀是什么
本文作者介绍:
林国本,男,中国日语翻译界权威级人物,原为在日华侨第二代,新中国建国后回到祖国,归国后曾经在国家体委工作,1963年8月起一直在《北京周报》任职,在中译日的岗位上实践了30多年,其在职期间,曾经为周恩来等数位和国家领导人担任过翻译。
友人の特別のはからいで全国の外大や、大学の外国学院の本科生、院生たちとの対話の機会に恵まれたときに、院生たちから「同時通訳」の秘訣を教えてくださいませんか、という発言があった。
在朋友的特别组织下,我有幸与全国外国语大学以及大学外国语学院的本科生和研究生们有了交流的机会,有些研究生们问道这样的问题:请问能告诉我们成为“同声传译”的秘诀是什么吗?
私はいつも考えているのだが、だいたいのクリエイティブな仕事とか、「職人芸」的な仕事は、長年の模索を経て、自分の感性にもっとも適したスタイルとか、パターンとかいうものを作り上げるものであり、本人としても、感覚的につかんでいるもので、マニュアルのようなものはありえない、と思っている。
我一直在思考,举凡创作性的、“手艺式”的工作都要历经长年的摸索,形成最符合自己感受性的风格或模式,本人也是跟着感觉走,根本不可能有说明书之类的东西。
今、レギュラーとして、「同時通訳」の分野で活躍している十人ぐらいの人も、十人十色で、それぞれ自分のスタイルを作り上げている。なかでも、フリーの通訳として、生活がかかっている人たちは、私より真剣に取り組んでいるようであるので、今の若者たちはそういう人たちの「芸を盗む」ことを通じて自分なりのものをつくりあげていく方が現実的ではないかと思っている。「芸を盗む」という表現は適切でないかもしれないが、つまり、私が言いたいのは、秘訣とかコツとかいうものは、言葉ではとうてい説明しきれないものだからである。
现在活跃在“同传”界的10个左右的人也是各具特色,都有着各自独特的风格。其中的自由翻译,由于关系到生活,做得比我更认真,所以如果现在的年轻人能向这些人“偷师”,并由此来形成属于自己的风格,这样不是更实在吗?“偷师”的说法可能不太贴切,总之我想表达的是秘诀或窍门这种东西,靠语言始终是无法说清道明的。
私の場合は、長年、ジャーナリズムの世界に身を置いて、「同時通訳」に必要とされるようなコンテンツを仕事のなかで、自然に頭に叩き込んできたので、宇宙飛行とかバイオテクノロジーとか、よっぽど日常生活からかけ離れたもののほかは、ほとんど毎日仕事の中で触れてきたこととも言え、それをいかに「同時通訳」という舞台で応用していくかという単純な組み換え作業が主だった。会社にはいろいろなデータも蓄積されており、チョモランマ登山にたとえれば前進キャンプからすぐ頂上めざしてアタックできる状態にあった訳だ。フリーの通訳はその点、かなりのものを自力で構築していかなければならないので、ベースキャンプからの作業になりかねないわけである。
我长年置身于新闻界,从事“同声传译”所需知识会在工作中自然地灌进我脑子里。除了宇航或生物技术等远离日常生活的领域,可以说其他的知识都会在每天的工作中接触到,然后再考虑如何将这些运用到“同声传译”这一舞台上。对于我来讲,“同声传译”主要就是这样简单的改编重组工作。报社里还保存有各种各样的资料,如果比喻成攀登珠穆朗玛的话,我就像是从中途的补给营直接朝山顶进发。这一点上,自由译在相当大的程度上需要自食其力,所以他们的情况就变成从山脚大本营开始的征途。
私は、たえずいつでもジャーナリズムの世界に戻るという及び腰で、余技として「同時通訳」をこなしてきたので、フリーの通訳に比べると、真剣味が足りなかったことも否めない。しかし、ジャーナリズムの世界も、真剣さが求められるものであり、それには私は真剣に取り組んできた、と胸を張っていえる。
我的话只要受不了随时能逃回新闻界去,算是墙头草,“同声传译”是作为业余爱好做到了现在,所以跟自由翻译相比我在认真程度上有不足,这点我不否认。可是,新闻界也需要认真对待,对此我确实是专心致志的在做,这我敢拍着胸口说。
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