平安時代

8世紀末に平安京（今の京都市）へ都を移し、律令体制の再建を図ったが、公地公民制が崩れて国家は財政難に陥った。894年を最後に遣唐使を中止したので、大陸文化の大量輸入も途絶えた。

10～11世紀に藤原氏が政権を独占し、荘園を経済的基盤として全盛を誇るが、地方政治の混乱によって治安が乱れ、武士団が成長していった。11世紀末に藤原氏に対抗して院政が始まると、武士が中央政界に進出してくる。