アメリカのＩＴ企業「アップル」は、創業者のスティーブ·ジョブズ氏が死去する前日に発表したスマートフォン「ｉＰｈｏｎｅ」の新型機種について、受け付け初日の予約注文が１００万台を超え、前のモデルの記録を大幅に塗り替えたことを明らかにしました。

アップルが１０日に発表したところによりますと、日本やアメリカなど世界７カ国で発売する新型のｉＰｈｏｎｅについて、７日の受け付け初日だけで予約注文が１００万台を超えたとしています。これは世界的なヒット商品となった前のモデルの初日の予約注文の６０万台を大幅に上回るもので、これまでに市場に投入されたアップルの商品の中でも最も多いということです。

新型のｉＰｈｏｎｅは、これまでの２倍のスピードでデータをダウンロードできるようにしたほか、カメラの画質も向上させるなど機能を充実させていますが、商品発表の翌日の５日に、創業者でカリスマ経営者として知られたスティーブ·ジョブズ氏が死去し、いわばジョブズ氏の遺作となったことで、一段と注目度が高まっています。新型のｉＰｈｏｎｅは、１４日に世界で同時発売されます。