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【双语阅读】【恋空】第三十一回

时间:2011-05-24 14:15:28  来源:可可日语  作者:Anna

在日本的这部叫做【恋空】的手机小说
这是一部感动1200万人的小说。

2006年10月7日,【恋空】正式出版,一个月内就卖出了一百万部,在当年度的文艺类书籍销量榜上位列第三。手机小说竟然挤入排行榜,与名作家的书分庭抗礼,这给日本出版界带来了重重一击。目前,【恋空】的销量已经打破140万,它成了社会的一大热点,被看作是改变小说界传统运作模式的传奇作品。

今天我们将继续阅读【恋空】。

第一页  日语原文

第二页 中文翻译作品

【日语原文】


放課後… ほんの少しの望みに期待しながら図書室へ 向かう

図書室のイスに座り 顔を伏せた。

ここで愛し合ったこともあったね。 説明したらわかってくれるよね…?

ヒロが来る気配は全くなく外も暗くなって きた。

その時… ガララララ

ドアが開く音。

顔をパッと上げた。

「学校閉めるから早く帰りなさい」
…用務員さんだ。 ヒロは来なかった。
当たり前だよね…。

帰り道、 暗い道を歩きながら空を見上げる。
星が綺麗。 手を伸ばせば
届きそうなくらいに。

いつもなら隣にヒロがいて、
「星取って~!!」 って冗談で言えば
「ったくガキだな~」 とか言って笑いながら頭クシャクシャして
くれていたのにな。

一人じゃ 全然届きそうにもない。

ヒロ。 ヒロと星見たいよ。

家に着き 勇気を出して電話をかけてみた。

予想通り繋がらない。
メールはしないつもりだったのに手が自然 に P メール DX というロングメールを送信 していた。

直接話して説明したいけど電話には出てく れないから…

クリスマスイブの夜、 美嘉は寝ていたこと。

ノゾムが間違えてキスしたと思っていたとい うこと

今日ノゾムから聞いた話。 誤解だということ全てを書いて送信。 その時…

(ピロリン  ピロリン)

メール受信:ヒロ

ヒロから 返事が来た。

震える手で
受信 BOX を開く。

 

ゴメン、ワカレヨウ》 電話を持っている手が
激しく震える。

ヒロに電話をかけた。

『留守番電話サービスです』 電話は

繋がらない。


メール返してくれたってことは、 電話も出れるはず。

なんで 出てくれないの…。

仕方なく
P メールを送信する。

《ナンデ??》 ヒロからは一分もたたずに返事が来た。

《クルシイ》

メールだけじゃ わからないよ。
気持ちも言いたいことも伝わらない。 何度も電話をかけてもずっと留守番電話の
ままなので連絡を取るのを諦めることにし た。

明日 教室まで会いに行く。

会ってちゃんと 話をしたいから。

その日の夜中の2時。

プルルルル

突然の電話。 寝ぼけ半分で出る。
『ふぁい…もしもし』
『俺だけど…』 ガバっと起き上がる。
電話の相手はすぐにわかった。

『…ヒロ』

『おぅ。今窓から顔出せるか?』 布団から出て
窓を開けた。

ヒロが立っている。
「ヒロ…どうしたの?こんな時間に…」 ヒロは美嘉の寝癖をそっと触った。


「突然話したくなって…話せるか?」
「………今そっち行くから!!」 そーっと玄関から外に出てヒロのもとへ走
る。

「ヒロぉ‥‥‥」


外は静かで 車の音さえ聞こえない。

「こんな時間にごめん」

「美嘉ね、ヒロにちゃんと説明したくて…」

「説明しなくてもわかる。ノゾムから聞いた し、俺美嘉のこと信じてっから。誤解して ごめんな」咳込みながら話すヒロの声が静まり返った 空間に響く。


「うん…」

「ずっと考えてた。俺美嘉が他の男とキス したのマジで悲しかった」

「……ごめん」

「別れたら楽になると思った。でも赤ちゃ んの写真見て…俺美嘉のことすげー好きだ し、やっぱり別れたくねぇよ…」

美嘉は涙ぐむヒロの手を握りしめた。
「美嘉も別れたくない……ごめんなさい…」 美嘉の唇を冷たい指でなぞるヒロ。

「…何回された?」

「えっ??」

「ノゾムに何回キスされた?」


「多分三回くらい…」
「じゃあ俺はその 10 倍の 30 回する」 そう言って
チュッと音をたてながら軽いキスを何度も した。

本当に 30 回キスをするとゆっくりと唇を 離し
美嘉の頭を自分の胸へと押し付けた。

「もう俺以外とはすんなよ?」

「…しないっ」

ヒロの胸があったかくて涙が溢れそうなの を必死で堪えていた。

今日は学校だ言うことも忘れ、 外が明るくなるまで話していた。

「もう朝になるね!!」 鳥の鳴き声に負けないよう大声を張り上げ
る。

「美嘉は帰って寝ろ。俺は多分寝れねぇか ら寝ないで学校行くわ」

「わかったぁ。ヒロ来てくれてありがと う!!」

「遅刻すんなよ!」

「ヒロもねっ」
「おぅ。じゃあ今日学校でな!」 本当は
もっと一緒にいたい。
だけど…
ヒロは美嘉の頭をポンと叩き帰って行く。 何度も振り向いて手を振ってくれていて…
姿が見えなくなるまで手を振り続けた。

一時間弱寝て 寝不足のせいで出来た目の下のクマをファ ンデーションで隠して学校に向かう。

「おはよぉ」 教室に入ると同時に挨拶をしてきたのはアヤ
だ。

「おはよ…」


アヤはノゾムとのことをどこまで知っているの かな。
気が重い。
「ノゾムから~全部聞いたぁ!」 アヤの言葉に美嘉の疑問は打ち砕かれた。

「…えっ??」

「キスのことも、ノゾムが美嘉を気になって たことも…」

「ごめん…」

「クリスマスイブの夜見ちゃった。ノゾムが 美嘉にキスしてる所。だから美嘉が悪くな いの知ってる!」

何か納得したような言い方で話し続けるア ヤ。

「昨日ノゾムと話した~今はあたしを好きっ て言ってくれたからもういいんだぁ!」

「……アヤごめんね」

「気にすんなってぇ!それよりヒロ君とは どうなったの?ノゾムとケンカしたんでし ょ?」

アヤは美嘉の顔面を殴るマネをする。

「別れようって言われたぁ……」

「別れちゃったの?!」
「夜中にヒロが会いに来てくれて仲直りし たっ。朝まで話してたの!!今日も会う予定 なんだ」


「なーんだ良かった」

仲直りできた事はすごい嬉しい。 もうダメなのかと思ったから…。 別れそうになる時って、改めてその人の大
切さに気付くもんだね。

ヒロと別れそうになって絶対に離れたくな いと強く思ったんだ。

しかしその日一日、 ヒロから連絡は来なかった。

朝までずっと一緒にいてくれて寝てなかっ たから体壊しちゃったのかなぁ…。

それから一週間経っても連絡が来ることは なかった。

学校も 休んでいるみたい。

一週間前の朝、
「今日学校でな!」 って言って別れたのに…

体を乗り出すアヤに、 美嘉はさっきとは打って変わって明るい表 情で答えた。

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