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【双语阅读】【恋空】第三十五回

时间:2011-05-31 14:13:21  来源:本站原创  作者:Anna

在日本的这部叫做【恋空】的手机小说
这是一部感动1200万人的小说。

2006年10月7日,【恋空】正式出版,一个月内就卖出了一百万部,在当年度的文艺类书籍销量榜上位列第三。手机小说竟然挤入排行榜,与名作家的书分庭抗礼,这给日本出版界带来了重重一击。目前,【恋空】的销量已经打破140万,它成了社会的一大热点,被看作是改变小说界传统运作模式的传奇作品。

今天我们将继续阅读【恋空】。

第一页  日语原文

第二页 中文翻译作品

【日语原文】

 

 

家に帰り何もする気が起きなくて部屋でボ
ーっとしていた。

でも ヤマトに話を聞いてもらったおかげで少しス ッキリした。

ヒロとも戻れたし 明日から頑張ろう!!

そう前向きになっていた時…

(ピロリン  ピロリン)
P メール DX 受信:ヒロ ヒロから届いたロングメール。
嫌な予感がする…。

唾をゴクリと飲み込み、受信 BOX を開いた。

《家着いたか?今日俺の命令を聞いたらま た付き合うって言ったけど、やっぱり無か ったことにしてほしい。別れよう》

なんで?? もう一回付き合ってくれるって言ったじゃ
ん。

だから頑張ったの。

なのに別れる??

…なんで?

今日美嘉がヒロの家に行った時、 ヒロは冷たく言い放ったよね。

「今日一日俺の命令聞いたら付き合ってや る」
って。

嫌なことも…した。 根性焼きも。
いつものヒロと違って怖かった。 だけどね、
美嘉にとってはヒロと離れてしまうことの ほうが怖かったんだ…。

今日言ったことは 全て嘘だったの??

今日したことは 全て無駄だったの??
放心状態のまま PHS を手に取り、 ヒロに電話をかけた。

プルルルル
『…おぅ』 絶対に出ないと思っていた。
しかし予想外にもヒロは出たのだ。
『……冗談だよね??』 ため息混じりに
答えるヒロ。

『冗談じゃねぇよ』

『だってもう一回付き合ってくれるって言 ったもん……嘘ついたの??』

声が震える。 体も震える。

心の中で 繰り返されている。

━別れたくない… 別れたくないよ━

『あの時はまだ考えがまとまってなくて…』 美嘉は
ヒロの言葉を遮った。

『…もう美嘉のこと嫌い??』 苦しそうな声で
答えるヒロ。


『嫌いじゃねぇよ。でももう無理』


『…なんで??』


『俺わかんねぇ。美嘉の前で女とやってた とか知らねぇし。お前だって俺のこともう 嫌いって言ったし』

『嫌いなんて嘘だよ……もうしないからご めんねって言ってほしかっただけなの…』

『俺本当わかんねー。覚えてねぇよ』

『別れたくないよぉヒロ…なんでもするか ら…本当は‥』

チャ プープープー

電話はヒロによって 突然切られた。

その後何度かけても 繋がることはなかった。

ヒロどうして。 どうしていきなり??
会わない一週間の間に何があったの?? 最後に会った時
笑ってバイバイしたじゃん。

何度も何度も振り返ってくれて、
「またね」 って言ったじゃん。

最近まで毎日のようにイチャイチャしてた じゃん

赤ちゃんいつか産もうねって約束したじゃ ん。
二人ともまだ 16 歳だし、この先ずっと一緒 にいるのは無理かもしれない。

だけど… こんな終わり方は
ないよ。

納得いかないよ、 ヒロ……。

ヒロとの別れを受け止めることが出来なか った。

ヒロから電話が来て、
『やっぱ別れたくない』 そう言ってくれるような気がして、 意味もなく PHS を握りしめる。

その時…

プルルルル

振動が手に響く。 電話だ。

着信:エリさん ヒロの
お姉ちゃんだ。

今ヒロに関わっていること全てに 胸の鼓動が早まる。

乾いた唇を舐め 電話に出た。

『はい…』

『弘樹から聞いたよ』

『はぁ…』

『辛いよね。でも弘樹の気持ちもわかって あげてほしいんだ…』

ヒロの気持ち? 確かにノゾムとキスしたことでヒロを傷つけ
た。

だけどシンナー吸って おかしくなって…

目の前で 他の女と愛し合った。

ヒロは覚えてないって言うかもしれないけ ど…。

それで一方的に理由もなしに別れようって 言われて、 命令聞いたら付き合ってくれるって言って いろいろやらせておきながら、しまいには 別れよう??

そんなヒロの気持ちなんてわかるはずがな い。

ねぇ どうやってわかればいいの??

喉の近くまで出た言葉達を飲み込んだ。

『別れたくないよ。わけわかんない……』 エリさんはしばらく沈黙を続け
静かに話し始めた。

『もし美嘉ちゃんと弘樹が運命の二人な ら、今別れてもまたいつかどこかで出会っ て付き合うこと出来る。今は弘樹のことは 忘れな…何かあったらあたしに電話しても いいから』

何も言い返せず 電話を切った。


この時、 初めてヒロとの別れを実感し…

PHS を握りしめたまま 床に頭をつけて倒れ込んだ。

「ヒロぉ別れたくない…別れたくないよ…」

突然の 別れの理由は…??

何か理由があるなら 言ってほしいよ。

…最後の 賭けに出た。

P メール DX 送信:ヒロ

題名:ヒロへ

本文:これで最後のメールにします。美嘉は やっぱり今でもヒロが大好きです。別れた くないです。ヒロが別れたい理由もわから ない。明日の朝、ヒロとよく遊んだ川原に います。もし、また付き合ってくれる気が 少しでもあるなら来て下さい。もう全くな いのなら、来ないで下さい。その時はきっ ぱり諦めます。
美嘉より

次の日、 朝7時に家を出る。

一睡もしてないためか、目がすごい腫れて いる。

バスには乗らず 歩いて川原へ向かった。

学校へ行く気など、 全くない。

今日は一日中 ヒロを待つつもり…。

川原に到着し 草の上に座る。

川の流れる音と道路を走る車の音が交互に 耳に鳴り響いていた。

二人で見ると綺麗だったタンポポも、 一人で見たらしおれて見える。

あぁ、そっか。 川の音もタンポポも ヒロと見たから綺麗だったんだ。

ヒロがいないと何もかも色褪せて見える よ…。

【ずっと 一緒にいような】

前にこの場所でヒロが言った言葉、 なぜか今甦る。
皮肉にも心とは正反対で空は晴天。 かばんを枕にして
寝転んだ。

もくもくと流れる雲を見つめながら思い出 すのは楽しかった日々だけ。

ヒロはきっと 来ないだろう…。

なんとなく わかっている。
でもほんの少し… 心のどこかで期待しているんだ。

まだ完全に諦めていないみたい。

「ばかみたいだよね…」 フフッと笑い
近くに咲いたタンポポをぶちっとちぎっ た。

遠くから学校のチャイム音が聞こえる。

時間はもう9時。 来てほしい…

だけど、 このまま来ないほうがいいのかな。

来ないほうが忘れられるかもしれないね。 いつか別れる日が来るのなら…。
ヒロはなぜ変わってしまったのだろう。 ノゾムが原因??

シンナーのせい?

それとも、 他に理由があるの??

ヒロはすごく 優しかったよね。

ワガママ言っても、
「しょーがねぇなー」 って言いながら笑って聞いてくれた。

ケンカのたびに謝るのはヒロのほうだった んだ。いつもヒロから仲直りのきっかけを くれたんだ。


嫌いだなんて思ったこと一度もないよ。

喧嘩した後かけ直してくれる電話に、 愛を確かめてたの。 愛を感じて…。

今回もずーっと 待ってたんだよ。

こんな美嘉に もう疲れちゃったかな。

愛想つかしちゃったのかな。


こんなに好きなのは美嘉だけだったのか な…。


眩しい光。 手で両目を覆った。
その時…

 

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