您现在的位置:首页 > 日语考试 > 日语一级考试 > 一级阅读 > 正文

日本语能力测试一级阅读模拟:第11篇

时间:2011-03-28 13:30:39  来源:小语种  作者:nvwu

実践練習,3
次の文章を読んで,後の問に答えなさい。答えは、1,2,3,4から最も適当なものを一つ選びなさい。

  どこの家でもそうだと思うが、母親というのはやけに物持ちがよくて、ときどきあっと驚かされることがある。二十年も前のカーデイガンを今でも着ていたり、三十年も前に使っていたカーテンを未だに押入の奥にしまっていたり中でも自分の子供に関係する類のものは,今や何の役にもたたないと分かっていながら、(注1)後生大事にとってある。
  むろん、①ぼくの母親も例外ではない。つい先日も、押し入れの奥から②驚くべきものを出してきて、ぼくをあっと言わせた。そのときぼくは母親と差し向かいで、お茶を飲みながら昔の話しに花を咲かせていた。大学時代のぼくが、③海のものとも山のものともつかないのに。いつもシコシコ原稿を書いていたという話題になったとき、母親は急に何か思いついたような顔をして、「そういえばあなたの,,,,,,あれは何、カードみたいなものが一杯あるけど」てなことを言った。何のカードなのかぼく自身にも全然わからなかったので、ちょっと見せてくれと頼んだところ、押入れの奥からに風呂敷に包んだ五百枚近いカードを出してきたのである。
  一目見て、ぼくはそれが何であるのかを思い出し、声を上げそうなほど驚いた。それはぼくが十九歳から二十歳にかけての約一年半、勉強のつもりで記していた日記のようなカードである。(注2)俗に“京大式カード”と呼ばれるもので、裏は真っ白、表には何本かの罫線読書カードが引いてあるだけのシンプルなカードである。当時のぼくはこれを使って、まず個人的な読書カードを作り始めた。短篇小説を一篇読んでは、一枚の京大式カードに読後感を記していたのである。半年もしない内にカードはかなりの枚数になり、段段面白くなってきたので、今度は自分なりの小説論とか、自分の書いている小説の欠点、あるいは(注3)徒然に思うことなどをここに記すようになった。
  十数年を経た今、このカードを改めて読んでみると、その勤勉さ、④その暗い情熱には頭の下がるものがある。二十歳のぼくが本当に心から、何が何でも小説家になりたいと願っていたことが、よく分かる。(中略)
  ぼくは,⑤二十歳の原点に還るべく、再び京大式カードをつけてみようかと考えている。

  注1 後生大事: 大事にすること

        注2 俗に:   一般に

        注3 徒然に:  自分の思うままに

  問1①,ぼくの母親も例外ではない,とはここではどのようなことか。
  1)ぼくの母も物持ちがよいこと
       2)ぼくの母親も押入れの奥から驚くべきものを出してくること
       3)ぼくの母親もよく人を驚かすということ
       4)ぼくの母親もよく昔の話しに花を咲かせること

上一页 [1] [2] [3] [4] 下一页

相关阅读

无觅相关文章插件,快速提升流量