北朝鮮の朝鮮中央放送は４日朝、「ウランの濃縮実験が成功し、最終段階に達した」と報じました。国連安全保障理事会の議長に、これを伝える書簡を送ったとしています。

　「ウランの濃縮実験が成功裏に行われ、完了段階に入った」（朝鮮中央放送）

　朝鮮中央放送は４日朝、このように放送し、北朝鮮の国連代表部が３日、安保理の議長に書簡を送り、ウラン濃縮実験が「順調に進み、最終段階に達した」と伝えたと報じました。

　さらに、抽出したプルトニウムも「武器化されつつある」としたうえで、このまま制裁を継続させれば、「強硬な対応措置を講じざるをえなくなる」と警告しています。

　国連安保理の議長国アメリカは、ＪＮＮの取材に対し、書簡を受け取ったことを認め、内容を日本を含む安保理メンバーに伝えたことを明らかにしました。

　また、韓国の外交通商省は、「安保理決議に逆行する態度で非常に遺憾だ」とする論評を発表しています。