日本优秀文学作品欣赏 第10期
日语作品原文:
ある夕方、とうとう、鷹がよだかのうちへやって参りました。
「おい。居るかい。まだお前は名前をかえないのか。ずいぶんお前も恥(はじ)知らず。お前とおれでは、_________1________。たとえばおれは、青いそらをどこまででも飛んで行く。おまえは、曇(くも)ってうすぐらい日か、夜でなくちゃ、出て来ない。それから、おれのくちばしやつめを見ろ。そして、よくお前のとくらべて見るがいい。」
「鷹さん。それはあんまり無理です。私の名前は私が勝手につけたのではありません。神さまから下さったのです。」
「いいや。おれの名なら、神さまから貰(もら)ったのだと云(い)ってもよかろうが、お前のは、云わば、おれと夜と、両方から借りてあるんだ。さあ返せ。」
「鷹さん。それは無理です。」
「無理じゃない。おれがいい名を教えてやろう。市蔵(いちぞう)というんだ。市蔵とな。いい名だろう。そこで、名前を変えるには、改名の披露(ひろう)というものをしないといけない。いいか。それはな、首へ市蔵と書いたふだをぶらさげて、私は以来市蔵と申しますと、口上(こうじょう)を云って、みんなの所をおじぎしてまわるのだ。」
「そんなことはとても出来ません。」
「いいや。出来る。そうしろ。もしあさっての朝までに、お前がそうしなかったら、もうすぐ、つかみ殺すぞ。つかみ殺してしまうから、そう思え。おれはあさっての朝早く、鳥のうちを一軒(けん)ずつまわって、お前が来たかどうかを聞いてあるく。一軒でも来なかったという家があったら、もう貴様もその時がおしまいだぞ。」
「だってそれはあんまり無理じゃありませんか。そんなことをする位なら、_________ 2__________。今すぐ殺して下さい。」
「まあ、よく、あとで考えてごらん。市蔵なんてそんなにわるい名じゃないよ。」鷹は大きなはねを一杯(いっぱい)にひろげて、自分の巣(す)の方へ飛んで帰って行きました。
よだかは、じっと目をつぶって考えました。
(一たい僕(ぼく)は、なぜこうみんなにいやがられるのだろう。僕の顔は、味噌をつけたようで、口は裂(さ)けてるからなあ。それだって、僕は今まで、なんにも悪いことをしたことがない。赤ん坊(ぼう)のめじろが巣から落ちていたときは、助けて巣へ連れて行ってやった。そしたらめじろは、赤ん坊をまるでぬす人からでもとりかえすように僕からひきはなしたんだなあ。それからひどく僕を笑ったっけ。それにああ、今度は市蔵だなんて、首へふだをかけるなんて、つらいはなしだなあ。)
译文:
某天傍晚,老鹰终于闯进夜鹰的家。
“喂!在家吗?你是不是还没有改名?你也真不要脸,你跟我,论品格,就相差那么多。你想想看,我可以在晴朗的天空自由飞翔,而你只能在阴天或夜晚才能出来。还有,你仔细看看我的爪和嘴,再跟你的比比看。”
“老鹰兄,您就别再为难我了。我的名字不是我自己随便取的,是上天赐给我的呀!”
“不,若是我的名字,那才可以说是上天赐给的。你的名字嘛,只是借用我的‘鹰’和‘夜’字拼凑成的,所以赶快把我的‘鹰’字还给我!”
“老鹰兄,这怎么办得到呢?”
“当然可以办到啊,我再给你取个名字不就行了,叫‘市藏’。懂吗?‘市藏’。嗯,这名字不错。对了,改名时,别忘了要公布一下。你好好听着,要在自己的脖子上挂着写有‘市藏’两字的牌子,嘴里再说明:从今以后我改名为市藏。而且要每家都去打躬作揖一一拜访。”
“这我办不到啊。”
“办得到。也一定要办到。如果到后天早晨你没这样做的话,我便会立刻揪死你。懂吗?我会揪死你。我后天早晨会挨家串户到每只鸟的家去打听,看你有没有真的照办了。只要有一家你没去报到,你就完蛋了。”
“可是这怎么可能办得到呀!要我那样做的话,我不如去死算了。请您现在就处死我吧。”
“别急,你等下再好好考虑考虑。‘市藏’这名字不错嘛!”说完,老鹰即展开大翅膀,往自己的家方向飞去。
夜鹰闭上眼睛仔细思索着。
为什么我这么惹人嫌呢?我的脸的确像是抹了豆酱,嘴也裂到耳根下。可是我从来都没做过坏事啊。有一次画眉的小宝宝从窝里掉下来,还是我送它回窝的。可是画眉妈妈却像是从盗贼手里抢回宝宝似的,从我手里用力抱走宝宝。而且又嘲笑了我一番。这回,唉,竟要我改名为市藏,又要我在脖子上挂着牌子,这我怎么做得出呢?
答案:
1.よっぽど人格がちがうんだよ
2.私はもう死んだ方がましです
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