趣味阅读:日本民间故事 佛祖与卖鱼人
「……仕方ねえな」観念したサバ売りは、八十匹の魚を入れたままのザルを机の上に置きました。
「……真是没办法啊」死了心的卖鱼者就把装了八十条鱼的箩筐放在了桌子上。
「あんな生臭い物を、机の上に置くとは」集まった人たちが困った表情をしましたが、不思議な事に八十匹のサバはたちまち八十巻のお経の巻物にかわったのです。
「那么腥的东西怎么能放在桌子上呢」聚集的人们面露难色,可是不可思议的是,那八十条鱼一会就变成了八十卷佛经了。
そして口を開き始めたサバ売りの言葉を聞いて、人々はビックリしました。
而且听到卖鱼人开口说的话,人们大吃一惊。
サバ売りは古いインドのお経の言葉で話し始め、途中で話を止めると机の前から立ち上がって本堂から出て行ってしまったのです。
卖鱼人开始说古印度的佛经,途中突然停止说教,从桌子前站起来走出来大殿。
不思議なサバ売りが魚をかついでいたてんびん棒は、回廊の前につき立ててありました。
不可思议的是,卖鱼人把挑着鱼的扁担插在了走廊前。
その棒からはたちまち枝や葉っぱが出て、柏槙(びゃくしん→ヒノキ科の常緑高木)という木になりました。
那扁担不一会就长出枝叶,变成了圆柏树(柏科的常绿高树)
もしかするとサバ売りは、仏さまだったのかもしれません。
或许那卖鱼人正是佛祖。
こののち、東大寺で毎年三月十四日に開かれるお経のお話会の先生は、このサバ売りにならってお話しを途中で止めて、本堂からだまって外へ出ていく事になったという事です。
之后,据说在东大寺每年召开的三月十四日佛经会上说教的老师,就是这卖鱼人,总会在说到一半时默默地从正殿走出去。
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