趣味阅读:日语民间故事——洗净心灵的小气老奶奶(2)
日本民间故事原文
「ああ、わたしの布が???」がっかりしたおばあさんは、その場へ座り込みました。もう疲れ切って、へとへとです。
するとどこからか、やさしい声が聞こえて来ました。それは、お経を唱える声です。その声は、おばあさんをやさしく包み込みました。
それはまるで、春の光が体の奥からゆっくりと広がって行く様です。「おや、こんなにいい気持ちは初めてだ。心が暖かいよ」
おばあさんは、目を閉じました。するとおばあさんの目から、涙がどんどんあふれました。その涙は、おばあさんの心をきれいにしていく様でした。
やがてお経が終わる頃には涙も止まり、おばあさんの心はすっきりと晴れていました。おばあさんは、生まれて初めて手を合わせました。「きっと仏さまが、わしをここへ連れて来て下さったんじゃ」
それからというもの、おばあさんは村人たちに優しくする様に努めました。
出来る手伝いがあれば、自分から進んで手を貸しました。
そうすればするほど心が暖かくなるのを、おばあさんは知ったのです。おばあさんは、もう一人ぼっちではありません。いつも村人たちに囲まれる、心優しいおばあさんになったのです。
さて、その事があってから、布引山には白いすじが見られるようになりました。
それはおばあさんの白い布を引っかけて走って行った牛が白い布を山に残して、それがそのまま白い岩になったのだと言われています。
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