日本民间故事:治愈伤口的温泉
しかしけがをしたツルはヨタヨタと巣の近くの田んぼに入って行くと、そこで一晩中じっと立っていました。
但是受了伤的仙鹤摇摇晃晃得走到巢附近的田地里,然后一晚上就一直站在那里。
「ありゃ?あのツル、あんなところで何をしているんだろう?」近くの百姓はそれを見て、不思議に思いました。
“咦?那只仙鹤,站在那里干什么呀?”附近的百姓看到了都觉得不可思议。
それから何日も何日も、そのツルは夕方になると同じ場所にやって来て、一晩中そこに立っているのです。
之后每天每天,那只仙鹤一到傍晚就会来同一个地方站一晚上。
そして不思議な事に、そこに立つようになってからツルのけがは次第に良くなり、やがてすっかり元通りになったのです。
不可思议的是仙鹤自从站在那里开始,伤势渐渐好转,逐渐复原了。
「ありゃ?あのひどいけがが治ったぞ。これはどうしたことだ?」百姓がツルの毎日立っていたところを調べてみると、その田んぼの中からは熱いお湯が湯気を立ててわき出ているではありませんか。
“咦?那么严重的伤势居然痊愈了。这是怎么回事?”村民调查了一下仙鹤每天站着的地方,发现那田里中间有温泉冒着热气出来。
「こりゃあいい。村のみんなにも、教えてやろう」それを聞いた村人たちは、さっそくそこに小屋をたてました。
“这可真不错。告诉大家去。”听说了这件事之后的村民们,马上在那里建了个小屋。
そして仕事が終わると、毎日お湯につかりに来ました。
之后结束了一天的工作后,每天都会来泡温泉。
このお湯には不思議な力があって、疲れもよく取れるし、傷にもよく効くのです。
这温泉有不可思议的力量,能消除疲劳,也能治愈伤势。
人々はいつしかこのお湯を、『鴻(こう)の湯』と呼びました。
不知从什么时候开始,人们就称这温泉为“鸿泉”。
今でも温泉の町で有名な城崎(きのさき)から奥に入った静かな所にある『鴻の湯』に、疲れや傷をいやしに来る人がいるそうです。
听说即使现在,从以温泉出名的城崎进去,有个安静的场所就是“鸿泉”,时常会有人为了消除疲惫,治愈伤口而来。
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