双语阅读:《哈利波特与魔法石》第3章猫头鹰传书2
震える手で封筒を裏返してみると、紋章入りの紫色の蝋で封印がしてあった。真ん中に大きく〝H?と書かれ、その周りをライオン、鷲、穴熊、ヘビが取り囲んでいる。
「小僧、早くせんか!」
キッチンからバーノンおじさんの怒鳴り声がする。
「何をやっとるんだ。手紙爆弾の検査でもしとるのか?」
自分のジョークでおじさんはケラケラ笑った。
ハリーは手紙を見つめたままでキッチンに戻った。バーノンおじさんに請求書と絵葉書を渡し、椅子に座ってゆっくりと黄色の封筒を開きはじめた。
バーノンおじさんは請求書の封筒をビリビリと開け、不機嫌にフンと鼻を鳴らし、次に絵葉書の裏を返して読んだ。
「マージが病気だよ。腐りかけた貝を食ったらしい……」
とペチュニアおばさんに伝えたその時、ダドリーが突然叫んだ。
「パパ!ねえ!ハリーが何か持ってるよ」
ハリーは、封筒と同じ厚手の羊皮紙に書かれた手紙をまさに広げようとしていた。が、バーノンおじさんがそれをひったくった。
「それ、僕のだよ!」
ハリーは奪い返そうとした。
「おまえに手紙なんぞ書くやつがいるか?」
とバーノンおじさんはせせら笑い、片手でパラっと手紙を開いてチラリと目をやった。とたんに、おじさんの顔が交差点の信号よりすばやく赤から青に変わった。それだけではない。数秒後には、腐りかけたお粥のような白っぽい灰色になった。
「ぺ、ペ、ペチュニア!」
おじさんほあえぎながら言った。
ダドリーが手紙を奪って読もうとしたが、おじさんは手が届かないように高々と掲げていた。
ペチュニアおばさんはいぶかしげに手紙を取り、最初の一行を読んだ。とたんに、喉に手をやり、窒息しそうな声をあげた。一瞬、気を失うかのように見えた。
「バーノン、どうしましょう……あなた!」
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