双语阅读:《哈利波特与魔法石》第2章悄悄消失的玻璃6
「ダドリー!ダーズリーおじさん!早く来てヘビを見て。信じられないようなことやってるよ」
ダドリーがドタドタと、それなりに全速力でやってきた。
「どけよ、オイ」
ダドリーがハリーの肋骨にパンチを食らわせた。不意を食らってハリーはコンクリートの床にひっくり返った。次の瞬間の出来事は、あっという間だったので、どんなふうに起こったのか誰にもわからなかった。最初、ダドリーとピアーズがガラスに寄りかかった。次の瞬間、二人は恐怖の叫びを上げて飛びのいた。
ハリーは起き上がり、息をのんだ。ニシキヘビのケースのガラスが消えていた。大ヘビはすばやくとぐろをほどき、ズルズルと外にはい出した。館内にいた客たちは叫び声を上げ、出口に向かってかけ出した。
ヘビがスルスルとハリーのそばを通り過ぎた時、誓ってもいい、ハリーは確かに、低い、シューシューという声を開いたのだ。
「プラジルへ、俺は行く――シュシュシュ、ありがとよ。アミーゴ」
爬虫類館の飼育係はショック状態だった。
「でも、ガラスは、ガラスはいったいどこに?」と言い続けていた。
園長は自らペチュニアおばさんに濃い甘い紅茶を入れ、ペコペコと謝った。ピアーズとダドリーはわけのわからないことを口走るばかりだった。ハリーが見ていたかぎりでは、ヘビは通りがかりざまに二人のかかとにかみつくふりをしただけなのに、バーノンおじさんの車に全員が戻った時には、ダドリーは「ヘビに脚を食いちぎられそうになった」と言い、ピアーズは「うそじゃない、ヘビが絞め殺そうとした」と言った。しかしハリーにとって最悪だったのはだんだん落ち着いてきたピアーズが言った言葉だった。
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