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双语阅读:《福尔摩斯之证券经纪人的书记员》第6回

时间:2012-11-14 15:06:07  来源:可可日语  作者:ookami

「本当に、私は私の兄弟のためにあなたのような有為な人を得られて喜んでいます。――これは俸給の前払いの百磅(ポンド)です。それからこれは手紙です。向うの所番地をお書とめになって下さい。コーポレーション街一二六番地。それから明日の一時までにいらっして下さる[#「下さる」は底本では「下る」]ことをお忘れにならないように――。じゃおいとまします。万事うまくおやりになるように」

 これがその時、私たちの間に起きたことの、ほとんどそのままなんです。私はごく最近のことなんではっきり覚えているんです。――ワトソンさん、私がその素敵な幸運に出会って、どんなに喜んだかは、想像していただけるでしょう。私はその夜嬉しく夜中すぎまで起きてました。そしてその翌日、私は約束の時間に充分間に合うような汽車に乗ってバーミングハムへ出かけて行きました。私はひとまず新開通りにあるホテルに荷物を届けて、それから指定通りの所番地へ出かけました。

 私はそこへ約束の時間より十五分前に着いたんですが、前の晩にきいたことに何の間違いもないと思いました。一二六番地と云うのは大きな二軒の商店の間にある出入口で、曲りくねって石の階段がありましたが、そこから何階もある各階の、会社や商人の事務所へ行けるらしいのでした。――ところが、居住者の名前はそこの壁の下のほうに書いてありましたが、フランス中部鉄器株式会社なんて云うそんな名前はないのです。――私はしばらくの間、何か不安に駈られながらそこに立っておりました。これは何か念入りないたずらなんじゃなかろうかなどと考えながら。――するとそこへ一人の男がやって来て私に声をかけました。その男は前の晩私が会った奴とそっくりでして、顔形も声も同じなんです。ただその男はきれいに頭髪を刈って髪の毛を光らせていました。

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