双语阅读:《哈利波特与魔法石》第16章 穿越活板门6
「いいかい?」ハリーが取っ手に手をかけながら二人に声をかけた。二人がうなずいた。ハリーが引っ張ると扉が開いた。
次の部屋は真っ暗で何も見えなかった。が、一歩中に入ると、突然光が部屋中にあふれ、驚くべき光景が目の前に広がった。
大きなチェス盤がある。三人は黒い駒の側に立っていた。チェスの駒は三人よりも背が高く、黒い石のようなものでできていた。部屋のずっとむこう側に、こちらを向いて白い駒が立っていた。三人は少し身震いした――見上げるような白い駒はみんなのっぺらぼうだった。
「さあ、どうしたらいいんだろう?」ハリーがささやいた。
「見ればわかるよ。だろう?むこうに行くにはチェスをしなくちゃ」とロンが言った。
白い駒の後ろに、もう一つの扉が見えた。
「どうやるの?」ハーマイオニーは不安そうだった。
「たぶん、僕たちがチェスの駒にならなくちゃいけないんだ」とロン。
ロンは黒のナイトに近づき、手を伸ばして馬に触れた。すると石に命が吹き込まれた。馬は蹄で地面を掻き、兜をかぶったナイトがロンを見下ろした。
「僕たち……あの……むこうに行くにはチェスに参加しなくちゃいけませんか?」
黒のナイトがうなずいた。ロンは二人を振り返った。
「ちょっと考えさせて……」とロンが言った。
「僕たち三人がひとつずつ黒い駒の役目をしなくちゃいけないんだ……」
ハリーとハーマイオニーはロンが考えを巡らせているのをおとなしく見ていた。しばらくしてロンが言った。
「気を悪くしないでくれよ。でも二人ともチェスはあまり上手じゃないから……」
「気を悪くなんかするもんか。何をしたらいいのか言ってくれ」ハリーが即座に答えた。
「じゃ、ハリー。君はビショップとかわって。ハーマイオニーはその隣でルークのかわりをするんだ」
「ロンは?」
「僕はナイトになるよ」
チェスの駒はロンの言葉を聞いていたようだ。黒のナイトとビショップとルークがクルリと白に背を向け、チェス盤を降りて、ハリーとロンとハーマイオニーに持ち場を譲った。
「自駒が先手なんだ」とロンがチェス盤のむこう側をのぞきながら言った。「ほら…見て…」
白のポーンが二つ前に進んだ。
ロンが黒駒に動きを指示しはじめた。駒はロンの言うとおり黙々と動いた。ハリーは膝が震えた。負けたらどうなるんだろう?
「ハリー、斜め右に四つ進んで」
ロンと対になっている黒のナイトが取られてしまった時が最初のショックだった。白のクイーンが黒のナイトを床に叩きつけ、チェス盤の外に引きずり出したのだ。ナイトは身動きもせず盤外にうつ伏せに横たわった。
「こうしなくちゃならなかったんだ」
ロンが震えながら言った。
「君があのビショップを取るために、道を空けとかなきゃならなかったんだ。ハーマイオニー、さあ、進んで」
白は、黒駒を取った時に何の情けもかけなかった。しばらくすると負傷した黒駒が壁際に累々と積み上がった。ハリーとハーマイオニーが取られそうになっているのに、ロンが危機一髪のところで気づいたことも二回あった。ロンもチェス盤上を走り回って、取られたと同じくらいの自駒を取った。
发布评论我来说2句