走进日本:日本人心中的英雄(上)
読み物、テレビ、演芸などでは繰り返し英雄が取り上げられる。それら日本人の好きな英雄を、三つのパターンに分けることができる。全国制覇の道半ばで倒れた失意の英雄、立身出世した英雄、そして、貴種流離譚に属する身分を隠して流浪する貴人である。これらは互いに重なり合って日本人好きの英雄を形作っていると言える。
在书籍、电视、文艺表演中,英雄人物一再地被歌颂。这些日本人喜爱的英雄可分为三种类型:企图称霸全国半途却遭挫败的失意英雄;功成名就的英雄;具有贵族传奇色彩,隐姓埋名到处流浪的没落贵族。这些特质相互糅合,塑造出了日本人喜爱的英雄形象。
源義経(みなもとのよしつね)
源义经
失意の英雄の代表は源義経である。義経は、12世紀末に武家政治の時代を築いた源頼朝(みなもとのよりとも)の頼朝とともに新しい時代を開いた。その後政治的陰謀に巻き込まれ、頼朝の許可なく軍事、警察組織の長である「判官」に任官し、頼朝と不和になり、失脚する。義経は頼朝に追われ、各地を流浪し、最後は東北地方で死ぬのだが、若い悲劇の英雄として伝説している。さらに、義経には、北海道を経てシベリアに渡り、モンゴルに至ってチンギスハンになったという貴種流離譚の形の伝説まで生まれている。
失意英雄的代表人物首推源义经。义经是12世纪末建立武家政权的源赖朝之弟,他与赖朝共同开创了新时代。之后被卷入政治阴谋当中,未经赖朝的许可担任了军事、警察组织的首领“判官”,因与赖朝不和终至失势。后来义经遭赖朝所逐,流浪各地,最后死于东北地方,成了传说中年少的悲剧英雄。其后甚至还产生了义经由北海道到西伯利亚及蒙古,成为成吉思汗的贵族流离传奇故事。
このほか、群雄割拠した戦国時代に全国制覇を目指しながら倒れていった織田信長、武田信玄、さらに、明治維新の際、活躍しながら新時代を見ずに死んだ坂本竜馬などもこのパターと言ってよい。
此外,群雄割据的战国时代,企图称霸全国却遭遭挫败的织田信长、武田信玄,还有明治维新时期活跃一时却未看到新时代诞生便去世的坂本龙马等可以说也属这种类型。
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