双语阅读:小说版《一公升的眼泪》第7回悔悟
悔悟
青陵中学の唯一の収穫物の夏みかん。その並木の草取りに行ったとき、男子生徒が私の歩き方に文句をつけるんだ。
「何だね、その歩き方は?幼稚園の子みたい」
「おうおうはりきっちゃって、ちとガニマタだね」
もう頭にくることばかり並べたてて笑う。もちろん無視した。そんなの相手にしてたら海の水がなくなっちゃうもん。でも涙をこらえるのに苦労したよ。どうにか泣かずにすんだけど……。
今日、ものすごく悔しいことがありました。
体育の時間のこと、いつものように着替えて集合場所に行った。
「今日は一キロ先の公園まで走って行く。そこでバスケットボールのパスの練習をする」と先生。
私はドッキンとした。走る、パス……できない。わたしにはできないよ。
「木藤君どうする?」
わたしは、うつむくだけだった。続けて先生は、「じゃあ、Oさんと教室で自習しとりん」(Oさんは体操服を忘れてきたためなのです)
すかさず級友の声がとぶ。
「わァー、いいね、自習なんて」
私の腹の中は煮えくり返った。
「そんなに自習がいいのなら替わってあげる。たとえ一日でもいいから体を交換してほしい。やりたくてもできない人の気持ちがわかるにィ」
歩くたびに、そう、一歩踏み出すごとに感じる体の不安定さ、頼りなさ、皆ができることがやれない屈辱感、惨めさ。そんな気持ちは実際に体験しなければ理解できないものなのか?本当にその人の気持ちになれなくても、少しくらいは、私の立場に立ってほしい。
でも難しいことだと思い直した。わたしだって、こうなって初めてわかった事だから……
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